景気回復を実感する順番 | Happy!を創る3つの法則 

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ヲタクな中小企業診断士の独白

最近、なぜか経済ブログあるいは政策解説ブログと化しているこのブログですが、正直なところ、私が以前から「こうしてほしい!こうしたら景気は良くなるはずなのに!」と思っていたことを政府が実現してくれそうな状況になり、期待でテンションアップしてたりします。

先日、テレビの情報番組でコメンテーターが「まず個人の所得を上げないとインフレにすると言っても…」というような趣旨のことを話していました。

はあ?

思わず、「ちょ、待てよ!」と言いたくなってしまいました。(キムタクは苦手ですが。。。)

景気動向を図る指数には、期待感を反映した先行系列、実際の景気と同時に動く一致系列、景気動向に遅れて動く遅行系列のものがあります。

先行系列は、東証株価指数や新規求人数、中小企業売上見通しなどです。

「これから景気がよくなりそうだぞ」という期待や、こういう数値が上がることで景気が良くなるというようなものなんですね。

続いて、一致系列とは、大口電力使用量、所定外労働時間指数、商業販売額、中小企業出荷指数など、その時の経済状況をダイレクトに示すものです。

最後に、遅行系列ですが、これは景気が良くなった結果として伸びる数値なんですね。常用雇用指数や家計消費支出などはここに入ります。

つまり、個人の所得がアップするのはある程度景気が良くなってからなんですよね。

要するに、景気が向上しても国民一人ひとりがそれを実感するまでにはタイムラグがあるのです。

だから、たった1年かそれぐらいでは結論が出ません。

実は、マスコミは報じませんが、麻生政権とはそういう方針で動いてたんですよね。

そして、じわじわと結果が出つつあった。

しかし、漢字が読めないだとか、オタクだとか、わけのわからないバッシングに遭い、わずか一年の短命政権に終わってしまいました。

その後の悪夢のような3年のことは言うまでもないでしょう。

なんだか、麻生さんアゲアゲなお話になってしまいましたが、麻生さん、あるいは安倍さんのファンだから新政権の方針を支持しているんじゃなくて、こうしたら景気が良くなるだろうと思う理にかなった政策を推し進めてくれるから応援しているのです。

まあ、ファンであることは否定しませんが…。(爆)

そこんとこ、よろしく!ということで。(^ー^)ノ


平成の高橋是清こと麻生財務相の手腕に期待しています。