最初が肝心? | Happy!を創る3つの法則 

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ヲタクな中小企業診断士の独白

信用を得るというのはとても地道な努力が必要なものです。
しかし、信用を失うのは一瞬。
そして、一度失った信用を取り戻すのはとても困難なものです。


ところで、今私がハマっているのが、NHK大河ドラマ「平清盛」なのですが…。


放送開始当初から、某知事の「画面が汚い」に始まり、視聴率が今ひとつというか、大河ドラマとしては最低を更新しているのだそうです。


その原因について、このブログでも考察してみたのですが、とどのつまり下記の2点に尽きる気がします。


・朝廷のことを「王家」と呼び、その不適切な表現に多くの人が拒否反応を示した。
・平清盛のキャラクター設定が、いわゆる「中二病」のようで魅力的でなかった。


私自身、上記の2つについては大いに不満です。

贔屓の役者さんが出ていなければおそらく観なくなっていたでしょう。


しかし、じっくり観てみると、中学生のようにお子様な清盛以外、源氏も朝廷も芸達者な役者さんが揃い、面白い物語を展開してきました。
(個人的には、源氏物語だと思っているので…)


そして、18話前後からは、たまに、忘れたころにいきなり挟んではきますが、王家表現はほとんどなくなり、清盛も大きく成長して切れ者になってきました。


保元の乱前夜ぐらいから乱後、平治の乱へとつながる切ない展開には引き込まれるものがあります。


実際、ネット上では熱心なファンが大いに盛り上がりを見せているのですが…。


そんなわけで、私も周囲の人々に「面白いよ」「観てみてください」などと勧めているのですが、なかなか首を縦に振る人は少ないのが実情です。


多くの人が「最初観てたけど、面白くなかった」と言います。


「だから、最初とは全然違うんです!」と言っても、彼らは納得しない。


それぞれの中で、「平清盛=面白くない」という価値観が出来上がってるんでしょうね。


一度失った信用を取り戻すことがいかに困難か、テレビドラマの事例を通して痛感しています。


変な屁理屈を付けて「王家」などという表現を使わなければ…。
(時代考証の方がそういう表現が残っていると主張しているのでそうなのかも知れませんが、2012年現在の国際情勢を考えたら明らかに不適切ですね。)


清盛を少年時代から将来大物になりそうな目端の利くキャラ、たとえばサザエさんのカツオのようなタイプに設定しておけば…。


残念で仕方ありません。。。


しかし、7月半ばで、私のお気に入り「源義朝」が死んでしまうので、その後、このテンションがどうなるかは???