児童生徒も2024年稽古初め ~子供達が様々な体験ができる場所を | 書法家 武田双鳳の「そうほう録」

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「書で人生を豊かにする」をテーマに、日々のオモシロさを探求する書法家・武田双鳳の日記

児童生徒も新年の稽古がスタート!

 

点画の組み立て方、余白のつくりかた、筆のコシの効かせ方・・・様々な要素をバランスよく考慮しながら、全身のエネルギーを筆先に通す練習です。

 

身体性が乏しくなりつつある現代人。「書く」という身体動作の「前提」(ベース、土台)からアプローチしていかなければ、本来の「書く」に辿り着くことが難しくなっています。

 

そこで、「書く」とい動作の前提=立つ、座る、息をするといった基本的な身体動作を整える時間を大切にしています。

 

 

最近、大人と一緒に「古典や歴史を学びたい」という児童生徒さんも。

 

今月の講座では、草書の基本を孫過庭「書譜」で、条幅表現を倪元璐と黄道周に、かなの基本を「高野切第二種」に学んでいます。

 

子供達が様々な触れ合いを通じて、たくさんの体験や経験ができる。それぞれの個性を活かしながら、のびのびとすこやかに成長できる。

 

今年も、書を通じて、そんな場所をつくっていきたいと思います。