登鯉道志 | 書法家 武田双鳳の「そうほう録」

書法家 武田双鳳の「そうほう録」

「書で人生を豊かにする」をテーマに、日々のオモシロさを探求する書法家・武田双鳳の日記

 

今日で今年は終わりですね。

どんな1年を過ごされましたか?

 

当方は、

「鯉が登がごとく、志の道を進んでいこう」という気持ちで

年始に「登鯉道志」と書き初めし、

みんなの稽古目標として掲げてみました。

 

その影響があったのか、

「会社を辞めて独立します!」と

複数の生徒さんに宣言されたりしました。

 

「いまのままで十分」と思えることは

素晴らしいことですが、

 

それが、何もしないための

「逃げの言い訳」であるならば、

心のモヤモヤはぬぐえません。

 

やりたいことを書いて書いて

カキカキしてモヤモヤを脱ぎ去る。

 

書を通じて

一歩前に進む勇気を引き出す。

 

来年も、

そんな場所を育んでいけたらと思います。

 

この「登鯉道志」(とり年)は、

年始からトラブルがありましたが、

 

生徒の皆様やシスタントの皆様、

ヒモ魔神辻先生や書道道具専門の八木さんなど

愉快な方々の支えをいただいたおかげで、

 

鯉が登るような勢いで志の道を進めたと、

いま、思えます。

 

みなさま、今年も

誠にありがとうございました。

 

喪中で、新年のあいさつはできませんが、

来年も、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。