「いい字」って、
どんな字でなんでしょう。
キレイな字も「いい字」ですが、
それだけじゃないでしょう。
愉快な字、迫力のある字、やわらかい字…
書き手の素直な気持ちが表れる字が、
「いい字」の共通点のように感じています。
では、気持ちが表われる「いい字」を書くには、
どうしたらいいのでしょう。
書法道場では「いい字」を書くために、
「氣を通す」ことを大切にしています。
「全身のエネルギーを筆先に通す」
といってもいいでしょう。
上の写真は、「氣を通したとき」と「氣を通さないとき」の
カラダのあり方の違いを感じるワークの様子。
その違いに、みなさん驚かれています。
これは、動作を合わせながら、
互いに「氣」を通すワーク。
「氣」なんて怪しそう.…
と、思われるかもしれせんが、
その楽しさ、
この表情を見ればわかりますね。
単なる記号である文字に
書は「氣」を与えるための道具です。
書き手の「氣」が「書」から
にじみ出るからこそ、
そのにじみ出る「氣」で
受け手の「氣」が震えるからこそ、
書に魅力を感じるのです。
互いに気持ちを
分かり合えないとしても、
互いに「氣」を
分かち合うことはできます。
今日も、カラダ遊びをしながら、
書を通じて豊かな「氣」のやりとりを
楽しんでいこうと思います。