頑張るな | 書法家 武田双鳳の「そうほう録」

書法家 武田双鳳の「そうほう録」

「書で人生を豊かにする」をテーマに、日々のオモシロさを探求する書法家・武田双鳳の日記

おはようございます。
今日の「笑っていいとも」のテレフォンショッキングに兄・武田双雲 が出演するそうです。


さて、先日、ぎっくり腰になって、運動の大切さアリアリと感じています。体を鍛え直そうと、先週からスポーツクラブに通うようにしました。


そこで、「ストレッチ&リラクゼーション」というレッスンを受けてみたところ、「頑張るな!」 と、インストラクターの先生が何度もおっしゃいます。そのために、「人と比べない」「競争しようとしない」「無理しない」「ゆっくり」「息を大きく吸ってはいて」「痛いならすぐにやめて」……等といった言葉を何度もかけてくれました。


「頑張るな」 …なんだか、衝撃でした。物心がついたときから、天才と言われていた年子の兄と比べられ、「頑張らないと親に見捨てられる」という恐怖と常に戦ってきました。小学校の頃は「縦笛でも負けたくない」と思って、泣きながら丑三つ時まで「ピーヒョロロ~」と練習したりしました(親に「音が怖いからやめろ」と言われましたが)。アトピーや不登校、不眠症になった経験がありますが、「頑張りすぎ」が原因のひとつだったかもなぁ~と思ったりします。


イチロー選手が活躍し続けられる秘訣は「脱力の仕方」にある、という話を聞いたことがあります。「脱力」つまり「頑張るな」の重要性は、何も野球の世界だけにはとどまらないでしょう。書道教室の生徒さんにも「力を抜いた方がいいよ」と伝えるようにしています。ただ、それでも眉間にしわを寄せて、歯を食いしばって、肩ひじ張って、筆や六法と戦おうとしている方がほとんどです(頑張ってくれるのは非常に有難いことなんですが)。


頑張らないこと。簡単そうなことなんですが、案外、できないものなんでしょう。あまり意識しないことなんですが、とっても重要なことなような気がします。だからこそ、例えば、所ジョージさんや高田純次さん等、頑張らない技をもっている人が光り輝いて見えるのかもしれません。


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●7月の体験教室日程
・ 月曜クラス:11,18日(朝10:20~11:50/夕16:30~18:00)
・ 水曜クラス:6,13,20日(19:00~20:30)
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