レーシックその後 | ほいみんの のんびり日記

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人生は旅である。誰もが言っているつまらない言葉だけど
本当なんだからしょうがない。

4月の初めにレーシックの手術を受けて3ヶ月とちょい、
眼鏡不要の生活が実現できたとは言うものの、満足度は
というと、正直言ってかなり不満と言わざるを得ない。


ある程度は手術前から予想できたことでもあるが、いざ
現実にその状況になってみると、はいはいと受容し難い
こともあり、なかなか思うようには行かないなぁと思う。


手術前に言われていたことは、


①ドライアイが少し出易くなるので、術後の感染管理も
 含めて数ヶ月のこまめな点眼が必要


②ハロー、グレアと言われる、特に暗い場所で光の周りが
 ぼやけたり光が眩しかったりする症状が出る。
 これは気にならない人はすぐに慣れる(治る、ではない)
 し、慣れない人は1年しても症状を訴える。ただし殆どの
 場合、時間の経過とともに改善していく。


③年齢によっては、すでに老眼が始まっている(30代から
 少しずつ始まる)ので、近くのものを見るときに老眼鏡が
 必要になる。


④全員が視力の大幅な回復(今回の場合、視力1.2を基準
 としてデータを出していた)を約束されるものではない。
 ただし、角膜に十分な厚さがある場合は再手術もできる。


その他、手術は特に痛くない、というような話もあったが、
これは言葉で言われているわけではなかったかもしれない。
(実際にはかなり痛かったが)


だいたいこんな感じで、実際は、というと

①は慣れれば問題ない。ドライアイは特に出ている感じは
なく、もともとのドライアイもこまめな点眼で改善した。


②は最初のうちはかなり気になっていたが、今は特に気に
ならない。フラップ(角膜を薄くはがした蓋)と角膜との
隙間に光が乱反射するのが原因で、時間とともにくっつくと
いう話だった。
ただし、夜間は視力が少し落ちていると感じる。


③は、今のところ不便を感じるほどではない。ただし、
確かに近くを見るときに、「力」を入れて焦点を合わせたり、
パッと遠くを見ようとした時には、焦点が合って見える
ようになるまでに少し時間がかかる


④両眼1.5に回復


と、言葉だけだと特に不自由なく回復しているようなのだが、
実際はかなり不自由なのだ。


特に困っているのが、日常生活で視力が安定しない、と
いうこと。目が疲れると急に視力が悪化して、ぼやけて
見えなくなってしまう。今回の旅行だと、機中で殆ど眠れ
なくて疲れていたときに空港に到着したところ、空港の
案内ボードが全然見えなくてびっくりしてしまった。


点眼をして、目を休めて30分もすれば、完全ではなくても
ボードを読めるぐらいには回復するが、疲れが取れるまでは
不安定に見えたり見えなくなったりするので、それを気に
するだけでもかなり疲れる。


もう一つは、視力のアンバランス。視力検査をすれば両眼
1.5ということになるのだが、その数値と実際の見え方は
かなり違う。同じ1.5でも、右目はクリアーに見えるが、
左目は、違和感があってはっきりと見えない。


見えていなくても、穴のあいている方向は見えるから視力は
同じ、ということなのだが、実際にはこの違和感は乱視が
原因と気が付いたのでかなり気になっている。


左目だけで真っ直ぐ見ると違和感があって、少し頭を下げて
斜めに見るとくっきり見える場所があったりするので、
もしかすると、一部に乱視が残っている、というような状況
なのかもしれないが、いずれにせよ、左目のほうが完全では
ない。


私は左目が利き目で、左目の見え方に全体が影響されるの
だが、これまでは左目の方がかなり良かったのが、今回は
左目が悪くなって、その違和感が両目の状態でも気になる
ようになってしまった。


この状態で一番困るのが、「体調が万全な状態だと(違和感
は残るが)視力に問題がない」ということだろう。


視力が回復しなかったわけではないから、おそらく再手術は
難しい。疲れると見えなくなるのは目の調節能が落ちている
からだろうから、これも、自分で目を酷使しない、などの
対応で自己管理していくしかないように思える。疲れた時の
視力は安定していないので、眼鏡を用意することはできない
し、どうにも困った状態だ。


結論として、老眼が始まると、人によっては不都合が発生
するかもしれないので、やるなら早めに、という事かも
しれない。(とはいえ、もし左目に乱視が残っていなければ
私の不都合も許容範囲と言えるものなのだが)