AW:ロジャー・フェデラー | テニテニホレホレ

AW:ロジャー・フェデラー

オートグラフ・ウォッチ、今回で最終回。


最終回を飾るのは、やはりこの人でしょう。
ロジャー・フェデラー!!


もう私がゴチャゴチャ語る必要もない、テニス界の、まだまだ現役選手として輝きを失っていない、
生きる伝説。

まさかこんな化け物(本人も言ってますからね)になるなんてね~。

私が彼を生で見たのは2001年の全豪。

この時、私は密かにこの若手の選手には注目していたのでした。
それはなぜかと言うと、その前年のシドニー・オリンピックでの彼のプレーを見て、
確かにこの選手は才能があるし、しなやかな筋肉とそれをまたしなやかに使うプレー、、、それがあまりにも印象的だったからです。

でも、もうひとつ理由が、、、まあ私も素直だったんですよね、、、。
あのテニス解説の御大、Y爺が、そのオリンピックの時も解説していた気がするんだけど(あれ?でもワウワウ以外でも解説、、、してたのかな?もしかしたら違う人かも?)、まあその時の解説の人が、そこでフェデラーのことを大絶賛していたんです。

スゴイ若手だ!!と連呼されたからか?私の記憶に妙に残っていました。
それで全豪に行く前から、是非彼のプレーを生で見てみたいと思っていたのです。

当時は、ATPが立ちあげた「New Balls Please!!」という若手を売り出すキャンペーンがあった頃です。
その中に、一応フェデラーも入っていたと思うので、テニスファンとしてはモチロン注目の若手の一人には違いなかったですが、それでもまだ特別スゴイ実績を残している訳でもなかったし、ルックスもサフィンやハースなんかの方がいわゆるイケメンで注目度も高かったので、結構地味な存在だった印象があります。
フェデラーはまだロン毛で、後ろで束ねていた時代です。

シングルスの試合をスタジアムコートで見たには見たけど、試合に負けてサッサと去ったか、とにかくオートグラフをゲットできなかったんです。それで彼のダブルスの試合があったのでわざわざ見に行ったのでした。16番とか、17番とか、凄く目立たないような番号のコートでした。
パートナーはスロバキアのハーバティ。

対戦相手はもう覚えてませんが、試合の印象としては、フェデラーが一人でキレて、ミスを犯し、その上あんまりハーバティとのコンビネーションもよくなく、かなりあっさり負けたような、、、。

試合後、ハーバティは落ち着いていましたが、フェデラーはまだまだ血気盛んな若者という感じで、オートグラフを頼むのもコワイくらいイライラしていました。
勝ったチームはサッサと帰っていったのに、フェデラー達はなぜかチンタラとコートに残って、片付けしていたので、その時に頼んでみると、にこやかにとは言わないけども意外に嫌がることもなくオートグラフをくれたのでした。

その貰ったオートグラフがこれです!!
http://ameblo.jp/takecare919/
このオートグラフはあまりにも有名ですよね。
今も殆ど変わってないんじゃないかな?

まだ大会パンフレットの選手ページに載るほどでもなかったのか、普通のサイン帳にして貰いました。

まあこれ貰えたのは、前年に散々褒めまくっていた解説の方のおかげでもあるので、それだけは感謝、感謝かな?
昨年のローマ&マドリッド観戦では、何回か練習風景は見れましたが、オートグラフ貰えるチャンスは結局一度もなかったし、、、。
(フェデラーはラファほどしないんですよね。練習5分前ぐらいに終わって、片付けし、その残った時間でできるだけしかしない、、、みたいな感じ。じゃないとキリがないですもんね。)

その時の全豪観戦写真を探してみたらありました!Rog様の写真も。
http://ameblo.jp/takecare919/
まだロン毛の頃ですね~。これはシングルスの試合の時でスタジアム・コートで試合してますね。
http://ameblo.jp/takecare919/
たまたまなんだろうけど、まだフォームもどこかぎこちないというか、今のような華麗なフォームではないですねぇ~。というか、これフォロスルーの最後で左手でラケット持ってる?いまでは右手一本で左手でキャッチすることなんてないのにね。
http://ameblo.jp/takecare919/
サーブのフォームも、現在の無駄な力の抜けたリラックスしたキレイなフォームとはちょっと違う感じがします。やっぱりこの10年で全ての面で洗練されたんですね~。

まあこの私の全豪観戦後、
ウィンブルドンでサンプラスを破り、
ウィンブルドンで初優勝してからは一気にスターへの、トップ選手への階段駆け上がり、こんな化け物みたいな選手になってしまいました。

しかし今でも私の中では、全豪の小さなコートでイライラしてキレていた若者、、、という印象が強く残っている。
だから確かにスゴイ選手なんだけど、メディアが持ち上げるたびに、なんだかお尻がむず痒くなるというか、彼の生まれもった本質的なところはそんなに変わってないんじゃ、、、と、妙な違和感を感じてしまう。

逆に昨年のマイアミでのジョコ戦でイライラしてラケット壊したり、記者会見でも少しイラついた発言したり、子供っぽいイタズラ心出してる彼の方が、メディアに作られた“フェデラー”ではなく素の彼を垣間見てる気がして、嬉しかったりするんです。(だからRog様の毒舌も、王者らしくないとは思いながらも、結構好きでもある。)

これからドンドンスポットライトが若手に移っていく中、もっと自由に、本来のフェデラーをもっと出していってもいいんじゃないかな?
あまりにもテニスがスマート過ぎるから、もっと泥臭いほど勝負にアグリ-なところ出てきたりしたら、それが新たな魅力として、改めて好きになるかも?
(ぶっちゃけ、スマート過ぎて、私的には全くテニスが面白いと感じれなくなっているんですよね。ここ何年も。)

では、スマートではなく、泥臭く、アグリ-なRog様が今後活躍してくれることを願いながら、、、

オートグラフ・ウォッチ、まだマイナーな選手のもあるのですがかなりマニアック過ぎるだろうから今回で終了です。

いままで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、さようなら~(^-^)ノ~~