11日から13日まで三日間、久しぶりに愛媛から香川、そして徳島を駆け抜けて、既に取り扱いのある二蔵を含めて六つの蔵を訪ねて参りました。どの蔵もそれぞれの立場や状況を踏まえて「今できること」に対してそれぞれの想いで努力していることをリアルに感じることができ、実りのある三日間でした。お世話になった皆々様、心より感謝、御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

 

それにしても楽しかったなぁ♪

 

さて、そんな中で今回の目玉と言いますか一応仕事と言いますか(笑)、愛媛の二蔵を新規で取り扱いを始めさせていただくことになりました。中城本家酒造の文吾くんとは知り合ってから8年くらいに、武田酒造の武田くんとは4年くらいになるでしょうか。どちらも初めて蔵を訪ねたのはちょうど2年前で今回の訪問が二回目となりますが、将来は蔵を継ぐ立場の息子が造りを引き継ぎ数年を経て現在に至るという状況は一緒ながら、醸す酒はそれぞれの目指す酒質ゆえまったく違うタイプの個性ある酒を醸しています。

 

 

まずは愛媛県南西部に位置する西予(せいよ)市の中城本家酒造。跡取りの中城文吾くん37歳が「愛媛産」にこだわった柔らかな酒を醸しています。見た目はゴツいですが(笑)実に繊細で優しい性格の文吾くん、愛媛の米(松山三井&しずく媛)と愛媛酵母で醸すその酒は透明感のある柔らかさを目指しています。主要銘柄は「城川郷(しろかわごう)」と「尾根越えて」。こだまではまず「尾根越えて」からスタートいたします。

 

 

 

そしてもうひと蔵は愛媛県東部に位置する西条市の武田酒造。こちらも跡取りの武田昇三くん39歳が愛媛の米で酸のしっかりした力強い酒を醸しています。元々は建築設計を手掛けていた武田くん、口数はそれほど多い方ではありませんがポロリと漏らす言葉が実に面白いナイスガイ!(笑)お話し上手な社長(お父さん)の柔らかな雰囲気も素敵です。主要銘柄は「日本心(やまとごころ)」と「媛一会(ひめいちえ)」。こだまではまず「媛一会」からスタートします。

 

 

どちらのお酒も大好きでずっと長い間注目しておりました。二人もこだまを訪ねてくれたり、できたお酒を送ってくれたりして、意見交換をしながら数年間、その頑張りをずっと見つめておりました。その酒質は毎年ぐんぐん進化し、もちろんまだまだこれからの若い造り手ではありますが、それでもキラリと光るものがどんどん前に出てきた気がしています。

 

僕としても、二人のお酒をやっと紹介できる喜びでいっぱいです。

こだまの新しい仲間を、これからよろしくお願い申し上げます!

 

 

・・・・・で、

 

 

11日の夜の飲み会でのひとコマ(笑)

 

 

こんな素敵な二人です(笑)どうぞよろしく♪

 

 

こだまには早ければ本日、遅くとも明日15日には入荷する予定です。どうぞお楽しみに♪