懐かしい!吉田企世子先生の講義!
1日たった今も、胸の奥が温かな気持ちに包まれる。
それは、卒業以来20数年ぶりに、
吉田企世子先生の講義を聴講できたからです。
4年前に私の母校、女子栄養大学で
定年を迎えたという企世子先生は、
現在、同大学の名誉教授でいらっしゃり
今回、郡山女子大学で開かれた「市民フォーラム」に
講演のためにいらっしゃいました。
企世子先生は
セミナーを主催された「郡山女子大学」の教授のご紹介によれば
「野菜に関しての権威」なのだとか。
私にとって、そんなことは、どうでもいいんです。
学生時代、企世子先生の「食品加工」の実習で
味噌やら、豆腐やら、ジャムやらを作った
あの楽しい記憶を思い出したかっただけだから。
でも、先生の講義から
現在の野菜に関する最新事情を伺えたのは
郡山市の在宅栄養士をしている私にとって、とても有意義でした。
ホウレンソウの栄養成分の移り変わりや
厚生労働省の「健康日本21」で、野菜の摂取目標量が
300gから350gになったわけ。
また、ビニールハウス栽培と露地栽培で育てた野菜の栄養価の違いなど。
先生の講義は、ある事象を語り
その後で、その理由を説明してくださり
さらに
「○○という現象だからといって、
必ずしも●●がいい というような判断はしないでください。
なぜならば・・・」
といった細かな配慮のある説明が、とても嬉しかった。
講義のあとは、私も質問をさせていただき
さらに、セミナーのあと、ご挨拶にも伺いました。
たまたま、私の同期が、一時期、
先生の研究室で助手をやらせていただいたことを
お話したら、
先生の目が パッ!と輝いたのが印象的でした。
思い切って、ご挨拶して、本当に良かった!
年齢を重ねても
チャーミングな口調は、若き日に私たちが教わったときそのままで
月日のたつのを忘れてしまいました。
企世子先生、どうぞ、いつまでもお元気で。
いいご研究をされてください。