映画「私のちいさなピアニスト」 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画「私のちいさなピアニスト」

原題:For Horowitz(Horobicheu-reul wihayeo)
絶対音感の反対は相対音感だけど、現実問題では音痴かな・・・・先日の解体新ショ-でもやっていたけど脳の不思議ですねぇ~泣かせるための映画です~

私のちいさなピアニスト Horobicheu-reul wihayeo
あまのじゃくでいたずらっ子なキョンミン(シン・ウィジェ)が実は絶対音感の持ち主だったなんて何処でどうやって身に付けたのか、天賦の才能なのか分からないけど、ピアニストへの道半ばで挫折してコンプレックスを抱えたままの、しがないピアノ教室の先生ジス(オム・ジョンファ)にとっては彼こそ救いの神だったに違いない、コンクールでの優勝そして世界的なピアニストへと彼を育てる夢に執念を燃やす。
とにかく泣かせる仕掛けに執念を燃やしたんじゃないかと思える映画なんだよねぇ、ピザ店主(パク・ヨンウ)のコメディな味付けも施していて、頑固でキョンミンに辛くあたる祖母(チェ・ソンジャ)が実は不治の病で葛藤に苦しみ、師弟の夢はキョンミンのトラウマからの失敗で一度はあきらめ心も荒んでしまうけど、きっと2人の心は通じていたんだよね、見事に復活を果たして、ホントに世界的なピアニストへの成功を果たして彼は帰ってくる。ラストシーンで成人したキョンミンを演じるジュリアス=ジョンウォン・キムは、ウィーン国立音楽大学を史上最年少の15歳で合格して主席卒業した"韓国クラシック界の貴公子"、そのピアニストがラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」をジス先生の前で華麗に弾く、その姿はいかにも本物なんですよねぇ、映画が格調高く引き締まります。
(wowow)  私のちいさなピアニスト