映画『ボルベール<帰郷>』 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画『ボルベール<帰郷>』

原題:Volver
真夜中寝ている父親を刺し出血性ショックで死亡させた15歳中3少女の進路希望は薬剤師、またも勉強しろ!のプレッシャー?・・これは女性賛歌の物語・・

ボルベール<帰郷> volver3
墓石も綺麗に磨いて、こんなにお墓場が華やかで賑やかなんて初めて見る、ライムンダ(ペネロペ・クルス)は、娘のパウラ(ヨアンナ・コボ)を連れ、姉のソーレ(ロラ・ドゥエニャス)とともに両親のお墓参り、家に帰ると仕事に行ってるはずの夫のパコが居て仕事をクビになったという、そして事件は起こる・・実は実の父ではないパコが血迷って手を出そうとしたパウラに包丁で反撃され失血死、ライムンダは死体を隠して事件を隠蔽、恐ろしくも母娘の暮らしは何事もなかったように続いていく、そしてまた、今度は死んだはずのライムンダの母イレーネ(カルメン・マウラ)が現れたという幽霊騒ぎ、実はここに重大な秘密が隠されていたのだけど・・
一番驚くのは冒頭のお墓のシーンだったけど、その後に起こる事件や過去の犯罪が明らかになっても悲壮感や暗さはほとんどなくて、たくましく生きる女性達が印象的な映画です・・主演のペネロペ・クルスはボルベールの歌のクチパクを何ヶ月もかけて練習し、胸の谷間を強調するために体重を増やし、お尻にはパットも仕込んで頑張ったそうですけど、そんなことしなくても、何にもしなくても十分にセクシーで魅力的で綺麗ですよ・・
(wowow)  ボルベール<帰郷>