映画『ベルナのしっぽ』 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画『ベルナのしっぽ』

成人病の後遺症で失明しながらも出産と育児のために犬嫌いを克服し盲導犬とともに生きた郡司ななえの実体験物語・・犬嫌いの人も思わず涙する物語・・

ベルナのしっぽ ベルナのしっぽ
昭和56年5月、それが元永しずく(白石美帆)と盲導犬ラブラドールレトリバー"ベルナ"が初めて顔を合わせた日、以来4ヶ月の訓練所生活を経て、全盲の夫元永隆一(田辺誠一)とともに新たな家族の生活を始め、そして無事出産、家族は3人と1匹となる・・
映画は比較的に淡々と描かれている印象を受けるけど、それでも当時の苦労は痛いほどに十分に伝わってくる・・光を失った暗闇の世界で何を考え何を思うのか、想像するだけで打ちひしがれてしまいそうだけど、かえって独立心も強くなるのだろうか、最初は疎ましくさえ見えてしまうしずくの母(市毛良枝)にも、友人(板谷由夏)や隣人(根岸季衣)にも助けられ、嫌がらせや偏見にもくじけず頑張る姿に感動する・・息子(中村咲哉)の葛藤や早くに寿命を終えてしまうけど夫の優しさにも感動する・・
動物の寿命というのは大抵体重に比例するといわれ、小さい動物ほど鼓動も早く時の経つのも早い、ジャンガリアンハムスターの寿命は2年余り、ドッグイヤーというのは普通7年で人間より7倍早く歳をとることになる・・特にベルナのように仕事のできる犬にはもっと長生きしてほしいものです・・
(wowow)  ベルナのしっぽ