映画「ショートバス」 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画「ショートバス」

原題:Shortbus
ヨガまがいのポーズでオナニーする男、それを崇高な眼差しで盗み見るストーカーな男、激しいセックスにもオルガスムスを知らないセックスカウンセラー・・・


ジェイムズ(ポール・ドーソン)とジェイミー(PJ・デボーイ)はゲイのカップル、ソフィア(スックイン・リー)は孤独なカップル・カウンセラー、そして愛を知らないSMの女王様セヴェリン(リンゼイ・ビーミッシュ)・・彼らが、アンダーグラウンド・サロン"ショートバス"に集う。

"Shortbus"というのは、障害を持った子どもたちが利用するスクールバスのことだけど、ここでは愛と性に悩みを抱えた様々な人々が集まってくる。ジェイムズとジェイミーはセス(ジェイ・ブラナン)を加えて珍しいホモの3Pを展開するし、ソフィアもショートバスのオ-ナーであるジャスティン・ボンド(本人)と出会い、自らの頑なな心を徐々に解放し始める。そして、ニューヨーク大停電のロウソクの明かりの中で遂にオルガスムスの絶頂を知ることとなる・・・。この映画、いかにも飾りなく悩み多きリアルな現実を捉えているようにみえる・・and,勃起しそうな感覚と共になんだか清々しい余韻を残してくれる。  ショートバス