映画『夢駆ける馬ドリーマー』 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画『夢駆ける馬ドリーマー』

原題:Dreamer -Inspired By a True Story-
調教中の骨折から安楽死の危機を逃れて復活、重賞を6勝もしたという実在の競走馬マライアズストーム、奇跡のような牝馬の物語にヒントを得たという・・・
dreamer 夢駆ける馬ドリーマー
走ることが宿命のサラブレッド、骨折イコール死が常識なのだが、例え死を免れたとしてもレースに勝つなんてそれこそ夢のような話なのだが・・
ベン・クレーン(カート・ラッセル)は調教師、今日のレースに3連勝がかかるソーニャドールの様子をみているが熱っぽい脚に不安を抱えながらも出走、そして骨折、オーナーから調教の解雇と安楽死を命じられるが、ギャラの一部の3,000ドルでソーニャドールを譲り受ける。骨折は癒えるも繁殖が目的だったのに、血統はいいのに、不妊の判明でさらなる貧困と家族の危機が訪れる。
見所はケール(ダコタ・ファニング)の作文、その作文に心動かされたベンがソーニャドールを再び買い戻し、いつの間にやらポップ(クリス・クリストファーソン)とリリー(エリザベス・シュー)も含めた家族の絆は強まり、賞金総額400万ドルのブリーダーズ・カップ・クラシクスに奇跡の優勝を果たしてしまう。・・少女と馬との心の交流とか、壊れかけた家族の絆が取り戻される過程とか、ほとんど何がどうなったのか真実味に欠ける印象なのだが、物語の筋は良く分かるし、困難に打ち勝って夢を掴む物語はやはり感動的だ・・。それにしてもスタンド前に陣取り、一周して戻ってくるサラブレッド達の地響きはなかなか病みつきになりそうな迫力があるよね・・。(7/29wowow)  夢駆ける馬ドリーマー