映画「魔笛」 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画「魔笛」

原題:The Magic Flute
夜の女王が闇に葬られたら王女たるその娘は跡を継いで夜に君臨する・・!?
オペラな歌曲達がファンタジーな戦場と迷宮にハイテンションに持続する・・!?

魔笛 魔笛
幾重にも掘り巡らされた塹壕、可憐に控えめながら咲き乱れる野花、そして幻想的にひらひらと蝶が舞う、ここはヨーロッパ第一次世界大戦・・・
若き兵士タミーノ(ジョセフ・カイザー)は戦場に倒れ、夜の女王の侍女にして看護兵の3人に命を救われ、一枚の写真に心奪われる、それはパミーナ(エイミー・カーソン)、夜の女王(リューボフ・ペトロヴァ)が言うことには娘パミーナがザラストロ(ルネ・パーペ)に拉致されたという、タミーノはパパゲーノ(ベン・デイヴィス)と共にザラストロの迷宮へと救出に向かう、魔法の笛と魔法のチャイムを携えて・・。
過酷というよりは、奇妙な試練を乗り越えて、タミーノとパミーナ、パパゲーノとパパゲーナ(シルヴィア・モイ)はそれぞれ結ばれることになる。
残念なところは、男はともかく女性陣にルックスよりもオペラの才能を優先させてるようにみえるところかな、ファンタジックな恋の物語には少々そぐわないように感じてしまった。が、序曲からフィナーレまで全曲を網羅したという映画を埋め尽くすモーツァルトのオペラは途切れることがなく、物語に浸る暇もないほど圧倒的な迫力をもっているよね、・・それにしても、いつのまにかテンションに着いていけず、大音量にもかかわらず何故だか欠伸や眠りに誘われてしまう不思議な現象を体験してしまった・・・。  魔笛