映画『RENT/レント』 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画『RENT/レント』

原題:Rent
題材はゲイにエイズにドラッグ、部屋代は滞納、電気は止められ、嫉妬に失恋に死、明るい話題は極めて少ない、それでも乗れる、ミュージカルだから・・・
rent rent_ver8
エイズを苦に自殺した恋人、その痛手から立ち直れずふさぎ込むロジャー(アダム・パスカル)と快活なダンサーのミミ(ロザリオ・ドーソン)、1989年12月24日からの1年間の二人の恋の物語・・恋の物語は二人だけではない、ロジャーのルームメイトのマーク(アンソニー・ラップ)はモーリーン(イディナ・メンゼル)と別れたばかりだが、モーリーンはジョアンヌ(トレイシー・トムズ)と恋人関係、そしてトム・コリンズ(ジェッセ・L・マーティン)とエンジェル(ウィルソン・ジェレマイン・ヘレディア)が恋人関係、・・それぞれに重いテーマが横たわり、抜け出せないまま、幸せは遠く手の届かないところにあるようにみえるけど、それでも彼らの愛と友情に、希望が溢れ出す印象を受ける、ロックやタンゴまで織り交ぜて歌い上げる人生賛歌、絵空事ではない思いが溢れ、なまなましい生活がそこにあるからなのだろう。・・抗議ライブの後のライフ・カフェでモーリーンがどこかのコメディアンさながらに突然お尻丸出しにしたのには驚かされたけど、乗りのりで一気に読める小説みたいで、悩みよりも友情や希望が勝つみたいで、感動的ないい映画ですね・・。(7/8wowow)  RENT/レント