映画『間宮兄弟』 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画『間宮兄弟』

ちょっぴりシュール、ちょっぴり切なく、ちょっぴり哀しい、けれど何度もふきだしてしまう可笑しさがある・・江國香織の同名小説が、ユーモラスに綴られる・・
間宮兄弟 間宮兄弟
間宮明信(佐々木蔵之介)と間宮徹信(塚地武雅)、30代独身の兄弟が東京の下町で仲良く同居してる・・ベイスターズの帽子を被りスコアブックをつけながらの野球TV観戦、映画のビデオ鑑賞、それぞれの仕事も順調、だけど足りないものがある・・それは恋人・・自宅でのカレーパーティ、浴衣パーティに葛原依子(常盤貴子)、本間直美(沢尻エリカ)、本間夕美(北川景子)を招き、また偶然知り合った大垣さおり(戸田菜穂)に女性上司の安西(岩崎ひろみ)と様々な女性が入り乱れて恋のチャンスが訪れるが、話はそう簡単に進まない。女性達は皆、恋人がいたり、不倫中だったり、人妻だったり、・・結局、兄弟はそれぞれに想いを寄せる相手に告白するも"お断りします"、"迷惑なんです"と拒絶され振られてしまう。
哀しいよね、女性に縁がないというか、運命の女神に見放されているというか、また、兄弟で仲良く同居する元の生活に戻っていくなんて、・・とはいえ、一筋の希望の光も忘れてはいない、それは本間夕美の明るい性格、そして兄弟の母間宮順子(中島みゆき)の天真爛漫さ・・。失恋は悲しいけれど、楽しく観れるいい映画です・・。(4/21wowow)  間宮兄弟