映画『かもめ食堂』 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画『かもめ食堂』

好きなことだけするのか、嫌いなことはしていないのか、それはどちらか分からない・・緩やかに暖かに、流れる時間が心地いい、異国でソウルフードな物語・・
かもめ食堂 かもめ食堂(群ようこ【著】
フィンランドのかもめのように、太ったものが好き、太った人が食べているところをみるのが好き、失敗談は猫を太らせすぎて死なせてしまったことというサチエ(小林聡美)はヘルシンキで、その名も"かもめ食堂"を開店させる。そこになぜか吸い寄せられてくるミドリ(片桐はいり)にマサコ(もたいまさこ)、ひと仕事終えた後の自分探しの旅をしているような彼女達があたたかい・・。
大きな事件(?)としては、藁人形に釘を打ち付けるシーンと空港での荷物紛失と食堂への不法侵入者をサチエが合気道で投げつけるシーンぐらいかな、・・あとは、人にはいろんな事情があるんだよねといいながら、微笑を交わす街角してる。・・ほのぼのしてて、異国の地への旅心もくすぐられるハートウォーミングで静かに観れる映画です。最初は閑古鳥が鳴いていた食堂もすっかり満席で大賑わいのハッピーエンドでよかったね。あと、挿入歌のほうは気付かなかったけど、エンディングロールでは井上揚水の「クレイジーラブ」がフルコーラスでしみじみ聴ける。(3/24wowow)

かもめ食堂 かもめ食堂

かもめ食堂