映画「恋愛小説家(1997)」

原題:As Good As It Gets
こういう人っているよね、恥ずかしかったり照れくさかったりして、相手の嫌がることを言ったり、毒舌を吐いてしまう、そんな悪しき習慣が身についてる･･

メルヴィン・ユドール（ジャック・ニコルソン）は、物事をきちんと整理せずにはいられない潔癖症で、道路の継ぎ目さえ踏まないようにしてる強迫神経症、おまけに毒舌家なもんだから人気恋愛小説家なのに変人の嫌われ者で初老になってもいまだ独身だ。･･彼が変わる最初のきっかけは、隣人のゲイで画家のサイモン（グレッグ・キニア）から愛犬ヴァーデルを預かったことだった。ヴァーデルに自分との共通点を見出し癒され、いままで好意をもっていても眺めることしか出来なかったウェイトレスのキャロル（ヘレン・ハント）にも積極的に接近するようになる。
物語は、ここから紆余曲折するけど、最後はユドールがまともにキャロルに愛を告白し、ハッピーエンドを迎える。すべてはサイモンの愛犬ヴァーデルのお陰といって間違いないだろう･･。愛犬以外の見所は、破産して自殺まで考えたサイモンを立ち直らせることになるキャロルの見事に美しく溜息の出るような入浴中の後姿･･教訓は意地張らずに素直になれよってことかな･･。（ﾑｰﾋﾞｰﾌﾟﾗｽ）