映画『氷雨』 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画『氷雨』

原題:Ice Rain
"運命を分けたザイル"のような遭難の状況、真冬のアラスカ山脈アシアク山の極限、蘇る愛する人の面影、失った人は二度と戻って来ないと知りながら・・
IceRain 氷雨の世界

ハン・ウソン(ソン・スンホン)は、キム・ギョンミン(キム・ハヌル)と大学で再会、幼い日々の淡い初恋の思いが蘇り付き合うようになるが、彼女はカン・ジュンヒョン(イ・ソンジェ)の愛人で、親知らず(恋の歯)をプレゼンントした仲でもある。彼女とジュンヒョンは何を思いアシアクにいったのか・・ジュンヒョンは極限のなかで彼女の命の繋がるザイルにどんな思いでナイフをあてたのだろうか・・
そんなウソンとジュンヒョンが同じ登山チームでアシアク登頂に参加する。物語はこの登頂のベースキャンプから始まり、吹雪、落雷、そして再び壮絶なる遭難、仲間を失い洞窟に避難したウソンとジュンヒョンは、絶望的な状況のなかで眠ってしまわないように彼女との思い出を語るが、お互いに愛する女性が同一人物ギョンミンだったことに気付く。・・かつて愛した女性の面影を求めて山へと向かう・・男達の愛と哀しみ、それほどに強い愛だったというのか、むなしく氷雨と共に命も果てて、残るものなど何もない・・鎮魂合掌・・。(9/12wowow)

朝鮮日報(極寒の地で熱演した『氷雨』の金ハヌル)