映画『サイドウェイ』 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画『サイドウェイ』

原題:Sideways
中年の親友二人、ワインとゴルフ三昧に浸る一週間の人生の寄り道の旅は・・二人に何をもたらしたのか・・抱き続けた夢は果たして実現するのか・・
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小説家志望のバツ一中年、国語教師マイルス(ポール・ジアマッティ)が、かつての人気タレントでプレイボーイにして結婚を一週間後に控えた親友ジャック(トーマス・ヘイデン・チャーチ)と、ワイナリー巡りの旅に出て、バツ一のマヤ(ヴァージニア・マドセン)と奔放なステファニー(サンドラ・オー)の二人の女性に出会うのだが・・。ジャックには呆れるね、ステファニーといい仲になり、週末に控えた結婚がばれて鼻を折られてふられても次の日には別の女性に声を掛けて旦那の留守中に一戦交えるんだからね、真似出来ないというか、羨ましいというか、いい性格してるというか、・・それにくらべてなんともやるせなくじれったい男がマイルスだ。好きになったマヤに打ち明けることが出来ないままに旅を終え、予定どおりのジャックの結婚式に出るが、・・一人になり、1,000ドル以上はするという61年物の"シュヴァル・ブラン"を哀愁漂わせながら味わっている。・・でも一通の手紙が彼を決心させたよね、彼女は日の目を見ない彼の小説を誉め、それが彼を現実に引き戻し、人生を見つめ直し、彼は傷ついた車を飛ばして、彼女の家を訪ねるのだった。そこで物語は終わるが、喜び嬉しそうなマヤの姿は容易に想像出来る。もちろん、マイルスも国語教師の仕事を全うし、幸せな人生を歩むんだろうね、きっと・・。(5/21wowow)  サイドウェイ