映画『パッチギ!』 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画『パッチギ!』

1968年京都、二人を隔てる「イムジン河」を、愛の力で熱唱し、暗くて深い「イムジン河」を愛の力で渡りきる。荒れ狂う時代に咲いた熱い純愛・・・。
パッチギ! パッチギ!プレミアム・エディション

物語の中心は朝鮮高校生キョンジャ(沢尻エリカ)と府立東高校生松山康介(塩谷瞬)の恋、・・キョンジャの兄アンソン(高岡蒼甫)が朝鮮高校の番長だから話がややこしく暴力に溢れている・・まるで、純愛のラブストーリーは恥ずかしいと言わんばかりに、照れ隠しのようにも見える。もう少し暴力やら仕返しやらは抑えた形で対立の構図は描いて欲しいと思うのだが・・。・・印象的だったシーンは対岸でフルートを練習しているキョンジャのもとへ康介が川を渡って行くところ・・彼女は彼にこのまま付き合うとして朝鮮人になれる?、と問いかける、彼は応えなかったが、ラジオの勝ち抜きコンテストで熱唱した「イムジン河」は、2番をハングルのあの歌は、彼女の心を捉えたよね、感動的に盛り上がるシーンだった。・・他にもヒッピー風の坂崎を演じたオダギリジョー、ザ・フォーク・クルセダーズで発売中止になった「イムジン河」を無理矢理ラジオの電波に乗せたディレクター役のハウンド・ドッグ大友康平、布川先生の光石研など、やはり面白い。 (4/9wowow)