映画『岸和田少年愚連隊』 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画『岸和田少年愚連隊』

1970年代大阪・岸和田の中学・高校時代をケンカに明け暮れる不良達、岸和田少年愚連隊シリーズの第1作で一昔前(1996)の井筒和幸監督作品。
岸和田少年愚連隊 岸和田少年愚連隊 中場 利一(著)

主人公のチュンバにナインティナインの矢部浩之、相方の小鉄にナインティナインの岡村隆史、ふたりとも売り出し中の頃で、いかにも若いよねぇ~ってカンジなのだが、売れた後の今の彼らのキャラクターがこの映画で作られたのかと思わせるほど地のまま演じているようにも見える。他には、家裁や学校で泣き落としをかまして笑わせてくれるチュンバのおかんに秋野暢子、ラストの別れが悲しいヒロインのリョーコに大河内奈々子、ケンカの仲間や相手に、これまた売り出し中の頃なのだが今と変わらない雰囲気を醸し出してる雨上がり決死隊の宮迫、それから小林稔侍FUJIWARAも登場する。・・この映画、少々ブツ切りに編集されているのが気になったが、当時の挿入歌がふんだんに使われていて、近作「パッチギ!」での"イムジン河"ほどのテーマ性はないにしても、古き良き時代を十分に感じさせ思わせてくれる・・。 (4/6wowow)