映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』

原題:The Motorcycle Diaries
チェ・ゲバラといえばフィデル・カストロと共にキューバ革命の成功があまりにも有名だ。その後もアメリカ帝国主義と闘い続け、英雄となった・・・。
モーターサイクル・ダイアリーズ(amazon) The Motorcycle Diaries(2004) poster

前回はバイクを捨てたあとの鉱山から先へと進むところから観たので、・・どちらかというとチェ・ゲバラよりもモーターサイクルのほうに興味を惹かれて観ていたのにバイクは何処にいったの、何時出てくるの?と思いつつ観たが、今回は悪路で何度も転倒したり、牛と衝突し牛は失明、バイクは廃車の下りまで3,000km近くのバイクの旅を観ることが出来て、"ユアン・マクレガー大陸横断 バイクの旅" 程ではないものの少々堪能できた。
物語は1950年代初め、若きエルネスト・ゲバラ(ガエル・ガルシア・ベルナル)が7才年上の親友アルベルト・グラナード(ロドリゴ・デ・ラ・セルナ)と共に旅した南米大陸縦断の旅が綴られる。・・・バイクから離れて印象に残ったシーンは、虐げられた鉱山での夫婦との出会い、石をトラックに投げつけて、彼の性格からは考えられないが、それほど鉱山資本(?)に対して怒りを表していた。そして勿論、ハンセン病施設での彼の演説と、ハンセン病患者の元へと夜の川を泳ぎ切って渡るシーンですね。・・空港での二人の別れからは後に"チェ"と呼ばれるヒーローになることは、まだ想像できないが、この旅で彼が変わったことは自らのセリフでも伝えられている・・。エンディングロールの合間に出てくる老人の顔はアルベルト・グラナード本人だったのだろうか・・・。(3/5wowow)

モーターサイクル・ダイアリーズ