映画『ベルエポック』 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画『ベルエポック』

原題:Belle Epoque
時は1931年、王政から共和制へ移行しようとしているスペイン、古き良き時代(?)のちょっぴりおかしな愛の誘惑と、恋の駆け引きの物語・・・。
ベルエポック(amazon DVD) Belle Epoque poster

脱走兵のフェルナンド(ホルヘ・サンス)は知り合った老人マノロ(フェルナンド・フェルナン・ゴメス)の家に訪れ、4姉妹と出会う。長女のクララ(ミリアム・ディアス=アロカ)、次女のビオレタ(アリアドナ・ヒル)、三女のロシーオ(マリベル・ベルドゥー)、四女ルース(ペネロペ・クルス)、出戻りしてたり、男の子として育てられていたり、多彩な姉妹なのだが、フェルナンドは次々とこの4姉妹と男女がするべきことをしてしまう。その様子が殆どメインの映画なのだが、真面目な彼とけっこう奔放な彼女たちがちょっぴり面白可笑しく描かれていて、次にどうなるかと興味をそそられる感じだ。・・・四女のルースは本当にフェルナンドに恋していたが、捨て身で"今は姉さん達にしたのと同じことをして"って、なんともおおらかで羨ましいような展開・・・おまけにマノロの妻には公認の愛人までいる。最後は四女ルースがフェルナンドの愛を射止めて、不思議なような幸せそうな家族の姿・・・。(2/28wowow)