映画「力道山物語 怒涛の男」 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画「力道山物語 怒涛の男」

戦後のスーパーヒーロー力道山、戦前に角界入り歯を食いしばって生き抜き、苦渋に満ちた心優しき力持ちの男の半生が生々しく本人主演で綴られる。
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百田光浩は九州大村市から上京、力道山として角界入り、母の死に目にも帰郷せず必死に頑張り西の関脇にまでなるが、(ダメな)親方とのトラブルで自ら引退してしまう。失意のなか妻と一緒に墓参のため帰郷の途中降り立った横浜で見かけたプロレスの興行、それが彼の人生を大きく変えることになった。十両以後の役を本人が演じているが、木訥なしゃべりで心の優しいとってもいい人って人柄が伝わってくる。現実は弟子のアントニオ猪木が語るようにかなり凶暴な性格に映ったようだが、頂点に上り詰めた男の孤独と疑心暗鬼がそうさせたのかも知れない。子供のファンを大切にしたように本当は心優しき男だったのだろう・・・1955年の映画なので、勿論、力道山のその後の半生は語られていないが、1958年にルー・テーズを破りインターのチャンピオン、1962年にはフレッド・ブラッシーからWWAのタイトルを奪取、・・1963年ナイトクラブで暴力団員からナイフで刺され、腸閉塞から再手術、入院中にのどの渇きを我慢できずに禁じられていた水を花瓶から飲んで腸閉塞を再発、死に至ったという話を聞いた覚えがある。真相は病院側の手術の失敗という話もあるようだ。・・・さて今度は同じ韓国人主演の新作「力道山」楽しみですね・・。(日本映画専門チャンネル)

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