映画『ホワイト・ライズ』 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画『ホワイト・ライズ』

原題:Wicker Park
邦題になっている"White lies"・・真っ赤な嘘ではなくて、真っ白な嘘、優しい嘘、アレックスはマシューに一目惚れ、好きでたまらない・・・だから嘘
ホワイト・ライズ wicker_park

物語は、そんなアレックス(ローズ・バーン)と本命の彼女リサ(ダイアン・クルーガー)、そして現在の婚約者レベッカ(ジェシカ・パレ)、マシュー(ジョシュ・ハートネット)を取り巻く3人の女性達によって繰り広げられる息詰まるようなサスペンスとミステリー。
この映画、どうやって3人の女性達をさばくのか興味深かった。婚約者には、ストレートに前の彼女が本命でまだ愛していることを告げる、見事にさばいた。問題は一途にマシューを想うアレックスだ。観ていてムクムクと、彼女となんとかうまくいって欲しいという思いが湧いてきた。ローズ・バーンの名演技のせいかもしれないが・・でも、でもね、好きだからこそついた嘘なんだろうけど、愛してるからこそついた嘘なんだろうけど、真っ白な嘘でも優しい嘘でもない、彼女のは身勝手な嘘だったよね。ラストシーン、すべての誤解も解けて、空港で座り込んで、抱き合うマシューとリサ、やっぱりこれで良かったんだと思う。・・・でもアレックスはとっても可哀相・・チョッピリ好きになってしまった。(12/3wowow)   ホワイト・ライズ