映画「私の頭の中の消しゴム」 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画「私の頭の中の消しゴム」

原題:A Moment to Remember-君が僕を忘れても僕は君を覚えてる-
moment_to_remember 私の頭の中の消しゴム

お嬢様スジン(ソン・イェジン)と建築家志望のチョルス(チョン・ウソン)の無償の愛の物語。職場上司との不倫の末に挫折した傷心のスジンがファミマでチョルスと出会い、・・・27歳"若年性アルツハイマー"は既に進行していたのか、彼の持っていたコーラを横取りして飲んでしまう。そんな微笑ましいエピソードから始まる。・・・出だしの彼女、やたらとマスカラなど化粧が濃くソン・イェジンらしくなかったが、すぐにいつもの彼女に戻ったので安心した・・・。二人の愛の物語は、結婚生活から佳境に入る。不治の病を宣告された彼女が置き手紙を残し、まるで死期を悟った猫のように消えてしまったとき、遂に我慢しきれず、溢れ、流れ出てしまうものを止めることは出来なかった。そして、チョルスが彼女を捜し出して、椅子の肘掛けに残った消しゴムを見るに至り、それは両の眼に・・・抑えることは出来なかった。ふと思ったのは、もしもお嬢様でなかったら、スジンは施設に行くこともなく二人はあのまま生涯を共にしていたのだろうか・・・。ソン・イェジンもチョン・ウソンも好演の感動作品、秋が余計に身にしみて、しばらく余韻から醒めなかった。  http://www.keshigomu.jp/html/home.html

【追記】初日で「コープスブライド」(感想は後日UP)も観たんだけど、観客の入りが全然違いましたね、「私の頭の中の消しゴム」はホントいい映画だと思うけど人少なくてチョット寂しかったよ。