はぃどーもこんばんわぁぁ。2011年も20日を過ぎまして急にいろいろと慌ただしくなってまいりました。もちろん仕事もそうですが、個人的事情にて・・・ま、それはおいおいと。


 

 さて。


 

 久しぶりに何も予定のない土日。最近あまり精神的に調子がよろしくなく(なんだか「恐怖」みたいなのがおぼろげにかんじられて・・)、ちょこっとだけ気晴らしにドライブに逝ってきました。



 昨年12月にめでたく開通した「唐桑道路」。ここをチロッとドライブしてきました。


 

 陸前高田方面から見た交差点。左に行けば唐桑町内。直進が新しくできた唐桑バイパスです。

 

 ひたすら直進。現れる「霧立トンネル」。霧立。なんとなく神秘的な名前ですね。約2000㍍の長大トンネルです。

 

HEART'S EDGE. 

 トンネルを抜けスパッと視界が開ける。「霧立大橋」です。この真下にはそれまで交通の難所であった只越の大ヘアピンカーブがあります。


 

 ・・・新しいバイパス区間はここまで。



 あらら。霧立大橋から先は現道へ合流。時間にして約5~10分の短縮、かな。しかしですね、なんと昭和40年代に建設された「唐桑トンネル」はそのまま継続使用しています。ここもあんまり広いトンネルではないんだけどね・・・。いずれここも狭隘になりまた新ルート建設、となるような気もしますが。ま、当面交通に支障なしとの判断なんでしょうけどね。

 


 

 ちょこっとだけ気仙沼港へ。ついつい「オイラの船は300トン」を口ずさむ♪ ぁ、エンヤコラセーエ エンヤコラセー♪ http://www.youtube.com/watch?v=jNldBr3Eizk

 

 

 で。

 


 

 そのまま引き返す。途中からバイパスを降りて旧道へ向かう。目の前には大ヘアピンカーブと旧道の入り口が見えます。

 ヘアピンカーブから見上げる「霧立大橋」。旧道、といえば、実はこの先にもちょっとした旧道区間があった、ということでそこを見てきました。


 図にすればこんな位置関係。はっきりとはわかりませんが。

 

 まずは道路わきの切れ目。左の写真右奥から、気仙沼方面から来た道はこの切れ目を通り、右写真へと至るようです。チラッと映ってますが、唐桑町方面にはちょっとした橋がかかっています。

 

 

 昭和37年竣工の「只越橋」ですが、37年に「新設」されたのか、「掛け替え」られたのかは不明です。この区間がいつ旧道化したのかは不明ですが、いずれにせよ橋が出来てからそれほど長く使われたワケではなさそうですね。 橋としてはわりと無念だったのではないでしょうか。

 
 

 写真奥が唐桑方面。ちょっとしたガードレールが残されていました。このカーブを過ぎるとそのまま山際に沿って道は続き、100~200㍍ぐらいで現道に合流します。短い旧道区間です。橋がかかっている、ということは昔はここらへんまで川が流れていたんでしょうかね。今は水など流れている気配はなかったのですが。


 

 ・・・というワケで、出来たばかりの最新の道路と、まるっきり忘れ去られた旧い道路を見てみました。道路ってのはおもしろいですね。今の土木技術だと、たったこれだけのカーブをまっすぐにするだけなんだけど、それでも昔はこんな橋をかけなくてはクリアできなかったんでしょうね。なんせ国道45号線は改良に改良を重ね、以前の半分の距離になった、なんて言われてますからね。田野畑村なんて、まともにクルマが走れるようになったのが昭和40年~50年代なんですから。ま、それだけ岩手が遅れていたワケなんですな。

 

 現在、まだまだ国道45号線は改良され続けており、まもなく釜石バイパスや山田バイパスもそろそろ開通すると思われます。陸前高田市の通岡峠から唐桑までもいずれ開通するでしょう。しかし、モータリゼーションが発達する以前の、こういう旧道区間についてももっともっとクローズアップされてもいいのでは、と個人的には思います。苦難の歴史、として、ね。



 

 でわ、股にて。