先手：不定玉 後手：強豪Xくん
もう１局仕掛けの部分を紹介しよう。これも高山の強豪Xくんとの対局。４図はよく見かける振り飛車対居飛車の対抗形。最初に仕掛けてきたのがXくんで△５五歩、▲同歩、△同銀と銀を中央に繰り出し次に黙っていると△６四歩～△６五歩狙いや△４６銀とすりこもうとしている。そこで私は機敏にしかけた！（つもり…笑）
当然８四飛は読んでいた。（同歩は7四歩で桂馬が助からない）
そこで
▲９五角！
△９四飛も読みの中＾＾；ここで▲９六歩が普通か
もしれないが、ここは騎虎の勢い、
強く▲７四歩！
△９五飛と角は取られ確かに駒損だけど飛車は
隠居の身になります。こちらは角１枚与えても桂馬
とってと金作って銀アタリとなっては、悪いはずがない。局面を落ち着かせないように▲４五桂からこのあとも一気に攻めていった。
Xくんも負けてはいられない。
遅まきながらも△７七歩！手筋一発、（こんなところが成長してるな・・・）▲同飛とあたりを強くしておいて△６六銀、▲同銀、△同角としたがこちらの飛には桂馬のひもが付いている。いったん▲５三桂成として玉のまわりを後手の飛車がおとなしくしている間にはがしていきました。（６図）
このあと強豪Xくんは猛烈に追い込んで、不定玉の玉は自陣から追い出され、単身で住所不定玉にされてしまいました。（笑）ほんとに強くなて来てる～と感じました。
