倉敷王将戦&中学生選抜岐阜県大会結果 | kodomoのための飛騨高山将棋事情

kodomoのための飛騨高山将棋事情

ここでは岐阜県飛騨高山地方の将棋事情、特に「こども将棋関係」を中心にお知らせしていきます。

高山勢惜しくも代表の座を逸す!

本日、各務原市産業文化センターで第5回倉敷王将戦選考会・全国中学選抜選考会&第2回文部科学大臣杯団体戦選考会がおこなわれた。高山市からは森川陽平、桂川将成くんが倉敷王将戦高学年の部に、野崎竜成くんが同低学年の部にそれぞれ参戦。今大会は全国大会に通じる数少ない小中学生の大会とあって力が入る大会だ。

高山軍団の応援団に大会視察を兼ねて筆者はもちろんであったが平野将棋指導員も駆けつけてくれました。

いち早く着いたのが高山軍団と大垣(もと高山)の名和兄弟、受付終了後早速練習に入った。

練習をする竜成くんと佑太くん、手前は大輝くんと将成くん、見ているのは平野先生と桂川パパ

同じく練習将棋、観戦しているのは陽平くん

結果は次の通りです(敬称略)

【倉敷王将戦高学年の部】20人参加
1位 須永祐太郎(各務原・4年)5戦全勝=倉敷王将戦県代表
               (文科杯団体戦は自己都合により辞退)
2位 宮嶋祐斗(各務原・5) 4勝1敗=文科杯団体出場
3位 名和佑太(大垣・4)  4勝1敗=文科杯団体出場
4位 森川陽平(高山・6)  4勝1敗
そのほかの上位敢闘者(3勝者)

木野伶於人(安八・5)・北川涼太(岐阜・6)前田健人(岐阜・5)・早田旭伸(各務原・6)・林達也(岐阜・4)・大野雄也(各務原・6)の6名

高学年の部の模様、読みふける陽平


【倉敷王将戦低学年の部】22人参加
1位 田中香揮(岐阜・3) 5戦全勝=倉敷王将戦県代表
                      =文科杯団体出場
2位 野崎竜成(高山・1)   4勝1敗
3位 溝口徳昭(可児・3)  4勝1敗
4位 宮崎 翔(本巣・3)   4勝1敗

5位 高木達也(大垣・3)  4勝1敗

そのほかの上位敢闘者(3勝者)

間宮祥太(各務原・年長)・磯村昇吾(可児・2)・間宮拓海(各務原・2)・中西優司(岐阜・2)・沢野毅志(可児・3)・木野真生人(安八・3)の6名

                             
早々と4連勝した竜成くんは指導対局に挑戦

【中学生選抜将棋大会の部】21人参加

1位 安藤 響(岐阜・3)  4戦全勝=選抜代表・文科杯団体出場

2位 宮崎一輝(各務原・2)3勝1敗=文科杯団体出場

3位 林 廣一(岐阜・1)  3勝1敗

そのほかの上位敢闘者(3勝者)

可児宏暉(可児・1)・斉田旭弘(羽島・3)・鈴木航(岐阜・2)・山田智之(岐阜・2)の4名

手前は中学生の部

(観戦者雑感)

低学年の部で高山から満を持して出場した野崎くんは初戦からあっという間に4連勝、後から勝ち上がってきた田中くんを待ち受ける格好となった。お互いバローの将棋大会でクラスは違えど優勝、準優勝と活躍した実績をもつ実力者同士の対決とあってこの2人の対局は注目の的、十数人の大人・こどもの観戦者で囲いが出来るほどだった。いやはや対局のレベルは高学年上位者並みでしたね。

香揮くんと竜成くん(なぜか名前に将棋の名前がついた子がおおい(^^)

右は真剣に観戦する平野先生

遠くから二人の将棋を観戦する香揮パパ   心配そう?に応援している竜成くんのおじいちゃん

序盤は互角の戦いであったが中盤で攻め急いだ野崎くんが田中くんの粘りのある指しまわしにより涙を呑んだ。勝った田中くんは高学年の部で優勝した須永くんが文部科学大臣杯の団体戦代表を辞退したためこちらの方も代表権が回って、2大会の代表となった。一方の野崎くんはまだ1年生であり来年に期待したいところ。


高学年の方は早々と本命の須永くんが5戦全勝で優勝を決めていた。

2位はこれまた4連勝後須永くんに敗れ5連勝を阻まれはしたものの宮嶋祐斗くんに決まった。問題はそのほかに2人の4勝者が出たためどうするかと言うことになった。しかもこの3月まで高山にいた名和佑太くんと森川陽平くんのいわば元・現高山勢同士の3位争いの大一番となった。時間も押しており結局持ち時間各3分、切れたら30秒の戦いとなった。

3位決定戦で30秒将棋を指す佑太くんと陽平くん、軍配はどちらに?!

平野先生はどちらを応援しているのだろうか(^^)


これも中盤まで互角、名和くんが陽平の頑強な受けに窮していたところに陽平のポカが出て香得するところを逆に香損してしまい形勢を損ねてしまった。後は早指し将棋を苦手とする陽平くんが終盤で切らなくてもよい竜を差し出してしまい、入玉まで果たしたものの名和くんに勝利の女神は微笑んだ。名和くんはうれしい県代表となった。筆者は昨年将棋を名和くんに教えていたのですが、大一番で恩を返していただくことができました(^^;佑太くん、おめでとう!

一方の陽平くんは今大会が全国につながる小学生最後の大会で引退試合としたいと申しておりました^^;

筆者としては少々複雑な心境かな(^^)


中学生の方はあまりみていなかったのですがちょっと観戦していたところ結構緻密な将棋をやっていると思いました。上位入賞者の将棋はおそらく二段レベルはあるのかな・・・。


参加した選手の方、おつかれさまでした。また付き添いの方もハラハラドキドキで一日楽しめたんじゃないかと思います。いろんな意味でお疲れ様でした。代表になった選手の方は全国大会に向けてさらにレベルアップを図ってください!岐阜県勢の健闘をお祈りします。