こんにちは。
「職場の人間関係を改善する専門家」の
清水(しみず)です。
感情スイッチを切り替えるためには、
感情が「なぜ」そうなっていて、「何を」「どのように」
すればいいのかを理解しておくと便利です。
車を思い通りに運転するには、
ハンドルの動かし方やギアの入れ方、ブレーキの踏み方など
車が動く仕組みを知っておく必要があるように、
感情を上手に扱うためには、感情の基本的な動きを知っておくと便利です。
そこで感情を端的に理解し、いつでも思い出せるように
感情が起こる理由をたった一言で表現します。
感情は、理想を現実のギャップによって起こります。
理想(価値観・ルール)
・大切なのは⚪︎⚪︎だ
・⚪︎⚪︎が正しい
・⚪︎⚪︎すべき
・⚪︎⚪︎しなければならない
↕︎↕︎↕︎ →→→ ネガティブな感情
現実
・目の前で起こっていること
ここでいう「理想」とは、それぞれの人が
「大切なのは⚪︎⚪︎だ」「⚪︎⚪︎が正しい」「⚪︎⚪︎すべき」「⚪︎⚪︎しなければならない」
のように考えている「価値観」のことで、物事を判断する「ルール」の
ようなものです。
目の前の状況(現実)が自分の中で描いてる理想的な価値観と合っていれば、
いい気分になるし、合っていなければ、ネガティブな感情の引き金になります。
感情が起こる基本的な仕組みはこれだけです。
「価値観」には思い込みや先入観、固定観念、こだわり、偏見なども含まれます。
例えば、人は自分のことを肯定されればいい気分になります。
ここでいう「肯定されれば」というとは、
自分が「理想」だと思っていることに対して、
「そうだよ。あなたの考えは正しいよ。」と言われることです。
一方、否定されれば嫌な気分になります。
ここでいう「否定されれば」というのは、
自分が「理想」だと思っていることに対して、
「あなたの考えは違うよ」と言われることです。
特に自分が大切にしていることや、正しいと思っていること、
「大切なのは⚪︎⚪︎だ」「⚪︎⚪︎が正しい」「⚪︎⚪︎すべき」「⚪︎⚪︎しなければならない」
と思っている信念や価値観を肯定されると、とてもうれしい気持ちになります。