2015.1.24(Sat)15:30-17:30、大分県日出町「的山荘」

おごめ~ん、大分のtakatch親方です(`・ω・´)ゞ
大分の魅力を学ぶ大分学研究会例会。本日、22回目の例会(座学)が行われました☆

今回のテーマは「大分の美術館」。
来る4月24日、新しい大分県立美術館(OPAM)が開館☆OPAMの新見隆館長より、OPAMの構想などを伺いました。
▽新見館長
【大分】OPAM(大分県立博物館)を知ろう!初代館長直伝!|大分学研究会例会 
▽OPAMパンフレット(OPAMのイメージ)
 【大分】OPAM(大分県立博物館)を知ろう!初代館長直伝!|大分学研究会例会
以下、要旨です(※あくまでもtakacth個人のまとめです)。

 

[新見氏の経歴・館長就任への経緯]

  • 広島県尾道市→東京の大学へ進学→東京の美術館勤務→武蔵野美大教授へ。
  • 武蔵野美大の学長より、「大分は芸術家&武蔵野美大OBが多い。大分で頑張ってみないか?」と声をかけられて大分へ。
  • その当時、広瀬大分県知事「行財政改革でムダを省いて辛抱してきた→最後は、県民に”心のプレゼント”(=美術館)をしたい」→知事代理の方より、館長就任依頼があった→引き受けた。
  • 新見氏「私たち中年世代が頑張らず・踊らず、どうして若い人が頑張れようか」との決意があった。
     

[OPAM建物の見どころ(坂茂氏の設計)]

  • 日本的な構造 
    →・「まっすぐ&フラットなつくり」、「柱=日本的な伽藍(春日大社のように縦横の交差がフラット)」(←→西洋的:曲線や段差がある)
      ・「白色」…日本では「初めて何かする時(=”リニューアル”、”維新”)」の色
  • 大分県らしさ…Ex:天井→日田杉別府の竹細工(竹かご)のようなデザイン
 

[プレ開館イベント]

  • 1週間で3.5万人の来場→期待の大きさを感じた。
  • 古い文化+新しい文化の接触を感じられるイベントを実施
     

[新見氏の考える美術・文化・美術館像]

・美術=「楽しい」を大切に(←→×「上手い/下手」)
 Ex:小学生=図工が大人気(∵「楽しく書ける」)←→大人になるにつれて=図工苦手(∵「上手い/下手」「できる/できない」に縛られる
   →「鑑賞=堕落」と考える(∵「自分にはできない」などの目線で美術を見てしまう)⇒○「自分も●●の真似でもいいからやってみよう!」が大切☆
 Cf:イサム・ノグチ氏(日系の芸術家)「子どもの絵に興味がなくなれば、クリエイティビリティがなくなった証拠

・文化=古くからある廃れていないもの(職人の伝統技など)+新しいアイデアが接触・せめぎ合う⇒文化の創造へ
 Ex:@竹田…落雁に牛乳&ミント味を採り入れるアイデア→最初は職人から断られたが、次第に職人も「意外とよいかも」→新しい文化の誕生

・美術館=地域のあらゆる方位(”心を満たす”・”地域の特色づくり”・”観光の拠点”など)を担う核となるべきだ。

 

[OPAMの展望]

  • 大分=異文化との出会い・接触が多い土地(Ex:南蛮文化、神仏習合、APUなど)
    今この時代に、また新しい文化と接触し受け入れる瞬間をOPAMで甦らせたい=大分の魅力再発見につながる
  • 巨匠・中堅・若手」、「ジャンル」など、縦横無尽で交差するOPAM。
  • 音楽」、「短歌」、「ダンス」なども採り入れた、これまでの美術館では行われなかった(半ばタブー化されていた)表現も採用したい
  • 年後に、県民の半分以上が「美術館がないと困る」と思ってもらえるよう
    →次世代(小学生)6万人を招待(知事提案)⇒体験を通じ「おもしろい」と思ってもらえればうれしい(宣伝・継承にもつながる)
  • 県内にはたくさん美術館がある。それぞれに特徴があり、面白い。「共存共栄」していきたい。
  • 大分県全体がミュージアム(人の心の中にある)」…ハコモノだけが美術館じゃない。
 
▽新見館長、大分市美術館の菅館長、佐藤渓美術館(別府市)の高橋館長の貴重な3ショット☆
【大分】OPAM(大分県立博物館)を知ろう!初代館長直伝!|大分学研究会例会 
…と、現在大分県内で注目を浴びているOPAMの館長から直接お話しを伺える貴重な会でした☆
OPAM開館&JR大分シティ(大分駅)開業と、今春、県都大分市街地に大きな建物・変化・歴史が起きます。
あいにく美術には興味がなかったtakatch。まさに、鑑賞(説明文をだらだら読んで作品を眺めるだけ)人間で、退屈しがちになるのが原因でした。
ただ、OPAMは、そうではない!体験、新しい文化の接触&誕生がある。それを知り、わずかながらもOPAMが楽しみとなりました♪
美術面もしかり、人々の滞在、観光拠点、教育普及など多岐から考察できそうですね。
OPAMが大分や人々の心にどのような変化・効果をもたらすのか、注目・楽しみですね。


さて、来月の大分学研究会は、魅力発見ツアー@2月22日(日)
今回のテーマを受けて、「大分の美術館めぐり」ツアーです!
朝倉文夫記念館(豊後大野)~竹田総合学院・竹田荘(竹田)~大分市美術館~OPAM(外観見学)です。
久々にふるさと豊肥地区が舞台となっております☆
あいにく私は先約により不参加ですが、もしご興味のある方は、大分学研究会HPへ!
★大分学研究会HPhttp://oitagaku.fan-site.net/   


<おまけ>

今回の会場は、日出町の「的山荘(てきざんそう)」。
大正期、日出暘谷城三の丸に築かれた、馬上金山(@杵築市山香町)の経営者:成清氏の別邸です。
国の重要文化財やおおいた遺産に登録されています。
▽立派な和風邸宅ですね!

 
▽別府湾を一望できる贅沢な庭園☆

大分県日出町 的山荘から眺める別府湾 
▽伊藤博文直筆の「國本」

大分県日出町 的山荘にある「國本」の書は、伊藤博文の直筆

 

現在は料亭として現役のようで、城下カレイなどお食事できるそうです♪
日出へ観光される際は、ぜひ的山荘へ☆おわり

※公式HP→https://bloomeelife.com/
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