2015.3.28(Sat)14:00-16:00、@大分県立図書館

こんばんは、takatchです!
昨日は心の運動(サッカー日本代表戦)から~の、今日は頭の運動です!(笑)
(なお、明日は体の運動予定ですw)

大分の魅力を多面的に研究し情報発信し、また、イベント告知や会員同士の情報共有・親睦を図る大分学研究会
奇数月には例会(座学)、偶数月にはツアー(現地学習)を行い、大分について学びます!
私も会員。例会やツアー、関連学習会にはこれまで何度か参加いたしました。
(未更新分については、後日追々紹介します、多分。。。)

今回は、例会(座学)。
テーマは「おさかな県おおいた(大分の魚)
講師は、大分マリーンパレス水族館うみたまごの星野会員です!
おんせん県おおいたならぬ、おさかな県おおいた!
温泉だけでなく、実はお魚もたくさん!?
今回は、大分県の魚について学習いたしました
 
以下、学習内容を簡単ながら復習・共有いたします!

<1.魚の種類数>
[Q]「世界・日本・大分…それぞれ魚は何種類あると思いますか??」
 ↓
[A]
・世界=約2.5万種類(脊椎動物の中で最も多い数値魚=脊椎動物の祖先)
・日本(海水&淡水)=約3,800種類(世界の1割島国地形&研究が進んでいる証拠か?)
・大分=約700種(うち淡水80種)…1県単位としては多い部類だろう

<2.なぜ日本にはお魚がたくさんいるのか?>
(1)季節による海流の変化(暖流:日本&対馬寒流:千島&リマン)=水平的要因
(2)海底の起伏(日本海溝・伊豆小笠原海溝)=垂直的要因

<3.大分の沿岸状況>
・北部:周防灘干潟
・中部:府湾内海型
・南部:日豊海岸リアス式海岸
 ⇒様々な海の形態がある大分県

<4.大分の川魚(各河川の特徴的な魚)>
・Ex1:八坂川(杵築)→アブラボテ(メスに産卵管があるのが特徴)
・Ex2:大分川(大分)→アカザ(レッドデータブック掲載なほど希少)
・Ex:3花月川(日田)→カゼトゲタナゴ、アリアケギバチ、カネヒラ
 ⇒花月川=筑後川水系(瀬戸内でなく明海へ流れる)=他の大分の河川とは特徴が異なる
[大分の淡水魚分布パターン]
・久大(日田玖珠)=タナゴ類が豊富(大陸系との共通種は多い)
・県南(臼津佐伯)=純淡水魚(一生川で暮らす魚)が少ない
・その他県内の地域=瀬戸内海へ流入する(河川との共通種が多い)
<5.生活様式で魚を分類>
・海で暮らす=海水魚
・川で暮らす=淡水魚…川に暮らす時期もバラバラ
 →・(一生淡水暮らしEx)コイ、キジブナetc...
      ・(ある時期(産卵期など)だけ淡水Ex)ウナギ、アユ、サケetc...
  ・(時々淡水Ex)ボラ、スズキ、クロダイetc...

<6.川で一生暮らす魚が、他の河川に移る例>
川で一生暮らす魚=海水では生きられないため、海経由で他の川に移動できない。
If,とある川魚が、他の川でも確認(移動)する場合、以下の4例が考えられる。
 1)鳥が運ぶ(希有例)
  →川魚は、川中の草に巻きつけるように産卵(海に流れて死滅しないように)
  →鳥が偶然、卵のついた草を足に巻きつけて、他の川に持っていくCase
 2)氷河期で海面↓(後退)⇒川同士がつながる
 
  3)大雨etc...で、川を横断するような大きな水溜り出現(→いずれ水が乾き河川の流れに変化)
 
 4)土地の隆起・沈降などで、川の形状が変わる(河川争奪)

<7.外来種>
Ex:ブラックバス、ブルーギル
雑食性あり(他の魚を食べる)、旺盛な繁殖力(新環境に適応するため)⇒在来種にとって脅威
魚に罪は無い!持ち込んだのは人間の責任

<8.まとめ>
魚(特に淡水魚)=地球の歴史の生き証人安易な移植・放流×
・「そこになぜ、その魚が」棲んでいるのか?←本来の自然の姿を考えよう!
 ⇒身の回りの自然の成り立ちを知ることにつながる!
・「おさかな県おおいた」としてPRを☆

…と、講義内容は以上です。
星野会員は、15年以上に渡り、文献や実地で、大分の魚についてたくさん調査されたそうです。
その中で、たくさんの珍しい魚とも出会ったとか。
ネズミザメ
 東北地方ではよく見られるものの、大分で確認(しかも生きた状態で)できたのは、これまで一体のみ!
 
「おさかな県おおいたをPRしましょう!」と豪語するほど、お魚好きのようです☆
自分の好きな分野をとことん研究し、そして楽しそうに語る…素晴らしい研究者という印象を抱きました☆
私も、今は色んな分野を学習しつつも、少しずつ専門性(深めの学習)も必要かなとも感じ始めています。
(「これだけは誰にも負けないぞ!」という分野を持ちたいと。もちろん、幅広く学習する姿勢も若い頃から大切にします!)

私自身、魚は食べることでお世話になっておりますm(__)m(笑)
(あいにく、釣りの経験はほとんど無し。。。ただ、わずかながら興味は抱きつつあります。)
魚は、海だけでなく川の魚(淡水魚)に注目することが大切だと学びました☆
今回の講義では、やや淡水魚に重きを置いて講義された印象です。
魚の特徴はもちろん、水系(河川の位置)でも大分は特徴があるんだなと。
大野川・大分川のように瀬戸内海へ流れる川&筑後川のように有明海へ流れる川とがあり、その分、多種の魚が暮らすんだなと
大分学代表理事の総括でもございましたが、大分は自然の博物館だと。
多種の温泉あり、多種の植物あり、そして多種の魚あり!
そしてそこには、保護する人間の姿や生活環(植物-人間-分解者などのサイクル)があることも忘れてはならないと。
私も豊後大野市で、ジオ&エコパークについて学習中。
地質、植物と学習を始め、今回は魚。
同じ地球上で暮らす仲間について、少しずつ新しく学び始めています。
これを機に、興味を抱き、少しずつ詳細に(専門的に)学ぶことを頑張ります!

なお、来月の大分学は現地学習。
本日のテーマ:大分の魚にちなんで、ご後援頂いた星野会員の勤務されるうみたまごや、津久見イルカ島をめぐります!
4月18日(日)に開催です!
※詳細は、大分学研究会HPにて→http://oitagaku.fan-site.net/
(タカッチも参加申込済!楽しみです 

本日ご後援くださった星野会員、また事務局の皆様、ありがとうございましたm(__)m
以上、大分学研究会第23回例会(大分の魚)の模様でした☆

おわり
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