概要紹介と、管理人のコメントを掲載しています>
日経ビジネスの特集記事(2)
インドネシア 覚醒する「未完の大国」 2013.4.8
インドネシアと聞いてイメージするのは、
バリ島やジャワ島、パプアニューギニアなど
ではないでしょうか。
あるいは開発途上国といったところでしょうか。
今号の日経ビジネスはそんなイメージを払拭する内容です。
今週の特集記事を読んで2つのキーワードに着目しました。
「多様性(ダイバーシティ)」と「変質」です。
まず、多様性についてお話しましょう。
1人当りGRDP(域内総生産)の比較を見てみましょう。
首都ジャカルタは1万46ドルですが、
北マルクという地域はわずか570ドルです。
1人当りの格差は、実に17.6倍にもなっています。
バリは1850ドル、域内で最も人口の多い(4305万人)西ジャワは
1880ドルです。
ジャカルタ近郊に住む、貸し切り自動車の運転手をしている
ジュンピさん(60歳)の生活実態が紹介されていました。
ジュンピさんの月収は500万ルピア(5万円)で残業代がついて
600万ルピア~700万ルピア(6万~7万円)になるそうです。
私が驚いたのは、主食のコメの消費量です。
ジュンピさんは妻と末っ子の3人(長女と次女は嫁いで
います)で暮らしています。
3人は3食ともコメで1カ月に50㎏食べるそうです。
量が多いと思いませんか?
1人当り1カ月で17㎏ですよ。
私たち日本人は、こんなにコメを食べていませんよね?
ちなみに、コメの値段は1㎏当たり8000ルピア(80円)前後と
いうことですから、月40万ルピア(4000円)です。
ジュンピさんの家には、薄型テレビも冷蔵庫もインターネットに
接続できるパソコンもあります。
冷蔵庫には「ポカリスエット」や「ヤクルト」が冷やしてあります。
これで、インドネシアでは「中の下」くらいの生活水準だそうです。
次回では、インドネシアへの先入観についてご説明します。
記事が面白かったら
ポチッとして下さい。
