この映画は学生が多そうだから、観にいくのは・・・・と少しためらいがあったのですが、
内容は気になっていたのでノベライズ版を買って読んでみました。

偏差値30(小4レベルだそうです)から1年半で慶応大学に現役合格した女子高生と塾の先生の実話です。

大学のレベルも解らず、何となく慶応行ったら良いことありそう。だけで決めた志望校。

でもこの女子高生、ギャルだったので、夜中は友達と遊びながらもカラオケボックスで塾の宿題。
ギャルの道にハマっていった頃の様に、勉強にもハマっていきます。
そして朝方まで家で勉強して、学校で寝て
夜は塾と家で猛勉強。
この努力と集中力もかなりのものですが、

この女子校生の一番の魅力はとことん「素直」なこと。

解らない言葉が出てきても、恥ずかしいと思わずに
「せいとくたこ(聖徳太子のこと)って女の子?」
「平城京と平安京って双子?」
あっけらかんと珍解答並の発言をする。

こうすると先生も「人違うわ!それに平安と平城は苗字違うだろ!」と珍解答いじりをし、ボケとツッコミの様な会話をしながら、知識のレベルがわかるそうです。

勉強法とか先生の言われたことは、疑いもせず聞き入れることができるから、吸収が速い!

私は昔から、「素直が伸びる一番の技術」と言われてきましたが、
「どうせ始めから能力ある人に言われても・・・」の思考から入るので
なかなか素直に聞き入れられない。

「素直」に受け止めるのは自分の意地も邪魔して、なかなか難しいですよね・・・。

この本を読んでいると段々、私の事を指摘されているみたいになって
時々胸が痛くなりながら読んでいました


 小4程度知識の女子校生に「慶応受けてみる?」と言い放ち、目標を見失わせず、達成させたこのストーリーを作るきっかけになった塾の先生もなかなか面白い方でよね


心理学を専門とされていた方で、各生徒の性格に応じて心理学を用いいていると書かれていましたが、技術だけでなく、あり得ない様な目標を本気で生徒以上に信じていたからこそ、女子高生も先生に付いてきたのだと思います。

 この先生の事をネットで調べてみると。ブログのタイトルが

「意思あるところに道は開ける」

私の大好きな言葉でした。

だから、この話が私に何か惹きつけるものがあったのかな・・

受験の話ですが、学生だけでなく社会人の方にも為になるストーリーでした