今日で「阪神淡路大震災」から20年の月日が経ちます。


この年に生まれた子供たちが成人を迎えることもあり、よく目にする言葉は


「未来」「伝える」「新たな勇気」など・・


次世代に伝え続けるために、自分たちも,もう一歩踏み出したい・・・そんな思いが込められている様な気がします。



 私は、姫路に住んでいるので、震災当日も大きな揺れは体感し、恐怖はありましたが被害を受ける事は無く、いつものように登校し、授業が行われていました。


神戸の被災した街の様子も人の様子もメディアを通してのみの情報だけでしたが、それでも行ったことのある街の変わり果てた姿は、衝撃的だったのを覚えています。


それから、私は高校を卒業して以来大学、会社・・・と10年以上神戸に通い続けています。


 私が神戸に通い始めた頃からでも復興事業によって再建されたビルもたくさんあり、随分と風景も変わりました。


神戸に通い続けていると、神戸出身の方とも話す機会も多くなり、自然と震災に関する話も出てきます。


前職の仕事の関係で、よく県庁を訪問させて頂いた時に、時々、お話させて頂いていた職員の方が、関東大震災のとき仮設住宅支援要請の為に長期間、東北に行かれていたことがありました。


その時に、仮設住宅のノウハウを持っているのは神戸しかないから・・・と話されていたのがとても印象的でした。


 仮設に適している土地か判断し、出来るだけ数多く建てられる様に、それに伴うライフラインの敷き方・・・全て震災の経験からだと話されていました。


 支援要請に行っているという報道はあっても、どの様に役立っているのか詳細なことまではなかなか伝わらない・・・


震災を知らない子供たちが増えていくなかで、地震の怖さや防災の大切さを伝え続けるためには、どんな小さなことでも身近な人が話し続けていくことが大切ですね。


 まだ、復興事業が完了していない地区もあるそうです。


小さい頃から憧れの街だった神戸が、もっと輝く街になりますように。