金沢・香林坊 新装開店の寿司店でランチを頂く(くら竹)
今はコインパーキングとなっている、香林坊裏の旧映画館通りに、昨年10月末に新規オープンした寿司店に行ってまいりました。
店主倉橋氏は、太平寿司直系店や東京のフードサ-ビス企業で修行後、光川グループの寿司店歴々で料理長を務めて独立した35歳の新進気鋭。
ホントは夜に入りたかったんだけど、1月まで予約で一杯(12月中旬訪問時)とのことで、ランチタイムに、そのランチタイムも一杯なので、2回転目の1時過ぎからの入店を条件にOKとなりました。
開店フィーバーに加え、店主氏の人柄を慕う、前店時代からの固定客を掴んでいるので、しばらくは予約困難な店になりそうですな。
何とか入店して、昼間なんだけど、ビールを一杯…。
ランチの前に、ツマミ(2000円位)を注文します。
ナマコのコノワタ和え。
摺ったユズの皮を散らした一品。
エビ団子。
海老の旨味をダシにした汁は上品な口当たりです。
タラの幽庵焼。
淡白なタラを、醤油、日本酒、みりんなどをベースとした調味液(幽庵地)で付け焼きしたもの。
ウン、いい味出しています。
ここまでがツマミで、この下からは握りランチ(2376円)になります。
バイ貝。
ナメラ。
アカイカ。
香箱和え寿司。
ヅケマグロ。
椀物。
ヒラメ。
この後、コハダが出たけど、写真撮るのを失念しました。
アナゴの蒸し寿司。
太平寿司系の蒸し寿司はノドグロが定番ですが、ここではひと捻りしてアナゴをタネにしています。
これはアナゴのフンワリ感と甘み堪能出来ていい。
ノドグロ炙り手巻き
椀物。
デザート。
これで〆となりました。
「みつかわ」流を基本としながらも、東京の江戸前寿司、太平寿司系の各店のいいところを吸収・消化してさりげなく生かすなど、なかなか面白い展開です。
アイデアとテクニックを十分持っていることは、容易に察しがつくんだけど…。
寿司に絶対の自信がみなぎっていて、少々、尖(とん)がった感じがするんだよなぁ。
若さ故なのかもしれませんが、もう少し、こなれた感じになってくれば鬼に金棒です。
あと、半年経ってから訪問すると、段違いに素晴らしい店になっていることを期待して、再訪してみたいですね。
美味しかったです。
ご馳走様でした。
くら竹
金沢市片町2-8-10
076-223-3122
営業時間 12:00~14:00 18:00~23:00
定休日 月曜夜・火曜