東京・新宿 関西発祥のうどんすきを東京で頂く(美々卯) | 会長のホーロー記 高橋会長のオフィシャルブログ

東京・新宿 関西発祥のうどんすきを東京で頂く(美々卯)

大阪・堺で200年続いた料亭を大正14年に麺類専門店の「美々卯 」に改めてから90年。


うどんを中心に季節の野菜や肉・魚を鍋で煮込む「うどんすき」(登録商標)で有名なお店です。


関西・首都圏を中心に24店舗展開、大阪にいた頃は会合でしょっちゅう使っていたけれど、東京に戻ってからはちょっとご無沙汰…。


久しぶりに訪問してまいりました。

美々卯の「いいところ」は、ビル内の店舗でもスペースの大半を個室・半個室にしている所。


隣と扉一枚で仕切られているだけで(少々話し声が聞こえても)落ち着いて食事ができます。


うどんすきの単品(3800円)じゃ寂しいし、フルコース(7000~8000円)はちょっと重たいので、ミニコース(4700円)に活海老(380円)を付けてみました。


穴子の旨煮(別注:1200円)。

こちらの穴子、瀬戸内産を使っていて、良い煮加減。


ビールに合います。


前菜3種。

左から、梅貝、旬の焚き物(サツマイモ、インゲン他)、ウルイ の酢味噌掛け。


天ぷら。

海老(2尾)、イカ、ししとう、椎茸。


やや油切れが良くないですが、まっ、こんなもんでしょう。


しばらくして、ツユを張ったアルミ合金製の鍋がIHコンロにかけられ、具材が到着します。


まずは、自家製うどん(写真は全て2人前)。

太めのうどんは煮込めば煮込むほどに美味しいのだとか。

具材。

鶏肉、ハマグリ、穴子、生湯葉、がんも、白菜、花切り人参、焼き麩、フキ等々。


〆の生餅(関西は雑煮でもモチは焼かない)。


そして、活け車エビ。


火加減を見ながら、まずは、仲居さんがうどんを全部鍋に入れます。

蓋をしないでガンガン強火で行くので、部屋の暖房にもなります(どおりで、部屋に入ったとき、少々寒いと思った)。


煮立ったら具材を入れて、もうひと煮立ちさせます。


まずは、一杯目を頂きましょう。

うどんをはじめとする具材もいいけど、宗田鰹の鰹節と北海道産の昆布を合わせたダシが旨い。


あ~、心にも染みるなぁ。


昆布味をしっかりと際立たせる関西のダシは会長の大の好み。


朝晩はまだちょっと寒いこの時期にオススメです。


美々卯のうどんすきのお供、と言ったら凍結酒(四合:3200円)でしょう。

生酒を特殊な製法でシャーベット状に冷凍させたもの。


熱い鍋の具でほてった口の中を凍結酒でクールダウン。


日本酒臭くなくスースーイケちゃうんで、日本酒嫌いの方でも大丈夫。


だけど、口当たりがよく、ついつい飲みすぎちゃうので、飲み過ぎた!と気が付いた時は既に「手遅れ」で、ベロベロの前後不覚状態に陥ります。


下戸のS君も順調に飛ばし、キケンが迫りつつあります(笑)。


本日のメーンイベント、活海老の投入。

元気の良い車エビ君なので、投入の仕方を間違えると海老が熱さに耐えかねて飛び跳ね、下手をするとダシが顔にかかってヤケド、という事になりかねない(最初の頃はヘタを打って顔面にダシが直撃、なんてこともありました)ので、ちょっと慎重になります。


正しい投入の仕方は、トングで海老の真ん中を掴み、鍋の中央部の一番熱い部分に頭からグッと一気に突っ込むコト。


恐る恐る入れると海老が断末魔的な動きをして被害が拡大します。


恋も海老も相手を瞬殺させることが大事ですね。

瞬殺して赤くなったエビを頂きます。

ウム、刺身で頂ける車海老を鍋で頂くのもオツなものです。

鍋の終わるころには凍結酒も無くなり、二人揃って酩酊状態。

デザート。

アンコがのったプリンのようでしたが、味は…覚えていません(汗)。


久々のうどんすきに大満足なのでした。


大変美味しかったです。


ご馳走様でした



美々卯 新宿店

新宿区新宿3-7-12 新宿NOWAビル 6F

電話03-5379-7241

営業時間 11:30~22:30(L.O.21:30:15~17中休み)
定休日 年末年始のみ

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