北海道・天売島 海鮮尽くしの夜…(青い鳥) | 会長のホーロー記 高橋会長のオフィシャルブログ

北海道・天売島 海鮮尽くしの夜…(青い鳥)

この日の宿は、港近くの旅館、青い鳥に投宿(営業期間4月下旬~10月下旬)。


1泊2食付で7560円~と、いたってフツー料金なので、予約時に「何か、特別料理の様なもの、ありますか?」と尋ねると、「ウニとアワビが付いて宿泊料込で12000円、というコースがありますが…」とのこと。


12000円かぁ…「アワビを抜くと(嫌いなワケではない)いくらになりますか?」と聞くと「1万円に税+サービス料となります。」


う~ん、たまにはいいでしょ!と予約しました。

…でひとっ風呂浴びて、夕食の時間となり食事部屋(個室)に行くと…スゴイ。


本膳の他に、両脇に二の膳、三の膳があります。


左上から時計回りに、キノコと海鮮の土瓶蒸し、ホッケの切身、刺身(甘えび、帆立、ミズダコ、カレイ)、シラスおろし、みそ汁、香の物、珍味、カニカマの酢の物。


右の膳は特注したウニだけど、左の膳↓は…注文していない…。

二の膳は上から時計回りに、ズワイガニの足(解凍)、グレープフルーツ、数の子、カラス貝、バイガイ。


「アノ~↑この膳は?」


「これは、通常のメニューに含まれています。」


あっ、そうなんですか。それでは安心して頂きましょう(笑)。


まずは本膳。


キノコと海鮮の土瓶蒸し。


松茸は入ってなかったけれど、シイタケ、シメジ、エノキとアワビ、ウニ、エビ、ホタテが入っています。

香りマツタケ、味シメジ。と言う位ですからシメジをはじめとするキノコのいい出汁と海鮮の旨みが凝縮されています。


これは日本酒…と思ったけど、宿の人から「もし、焼酎がお嫌いでなかったら、ワンカップサイズで1本300円+氷・水付き(サービス)でお出しできます。」と言うじゃありませんか。


ウム、焼酎で頂きましょう。


ホッケの一夜干し切身。

天日で干した地元産ホッケ。


甘塩で酒のツマミ向けです。


味噌汁。

ベビーホタテと長ネギの味噌汁。


結構これが旨くて、酒を飲んでいる間に少しづつこちらも飲んでしまい、ご飯を頂くときにはカラ。


宿の人がサービスで、アツアツのお代わりをくれました。


珍味。

トビコと貝(名前は失念)の和え物。


ますます、酒が進みます。


酢の物と大根おろし。


本日のメイン特別料理「ウニ」。


上から、ナマコの酢の物、殻つきウニ2個、生ホタテ。


昼間、予定外で食べてしまったのですが、 殻つきウニなら財布の中身はともかく、お腹の方は何の気兼ねもなく頂けます。


加熱装置が置いてある、という事は生でも、焼いてもお好きなように、という事ね。


ウニは大きめのウニ2個。

宿の主人は、「最終日なので少し相場は上がりましたが、いいものをご用意できました。」と太鼓判。

シーズンの終わりのウニは、身が柔らかくて崩れやすい(溶けやすい)のだけれど(実際、昼に頂いたウニは柔らかく、あまり火を通すと身が崩れてしまった)

こちらのウニは、夏のトップシーズンのように身がしっかりしていて、ウニ丼にも出来そうなくらい。

生でも、甘~い。お代わりしたい位…。


これから先も、箱ウニ(色の劣化を防ぐためミョウバンを添加していることが多い)や海水ウニ(身を塩水に漬けるので水っぽく感じる)なんて食べられなくなってしまいます。


酒がドンドン減っていく…。

結局、火を通したのはホタテのみ。

これはこれでバター風味の「ミディアムレア 」で、とても美味しいのだけれど、

ウニの前では霞んでしまいます。


今日のホタテは、巨人のⅤ9時代の王・長嶋(活ウニのポジション)に隠れる、いぶし銀の末次 みたいな存在でしょうか(古い!)


最後はやっぱり、「会長お手製のウニ丼」。


その場でウニの殻を開いた身を載せるのですから、これ以上旨いものはない。


醤油も必要ありません。



ウニの甘い香りとほのかな塩味に酔いしれたのでした。


非常に美味しかったです。

ご馳走様でした。

あと、1~2年はウニを食べなくても生きていけそうです。


旅館 青い鳥

北海道苫前郡羽幌町大字天売字弁天

電話01648-3-5336

営業期間 4月下旬~10月下旬

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