家族がひきこもりであることを
世間に堂々と言えない状況があります。
「働くざるもの食うべからず」
「親の甘やかしの結果」
「やる気のない子どもだからひきこもる」
確かに正論ですが、でもそれだけではないはずです。
言われて元気が出る言葉ではありませんし、
当事者であればかなり傷つくだけでしょう。
「うちの子、ずっと家にいるねん。」
「せっかく大学まで出たのに
ひきこもってるねん。」と、
しんどい家庭同士が
お互いカミングアウトしあえたら
どんなに気持ちが楽でしょうね。
ひきこもりを家の恥と考えて
隠していても絶対に改善しません。
ひきこもりは第三者の介入や、
外の風が入らないと
なかなか次のステップにはいかないものです。
地域の中に親が安心して気持ちを出せる場が
あったらいいなと思います。
ひきこもるご本人も大変ですが、
それを支えているご家族も癒されたいだろうし、
話を聞いてほしい。
そしてちょっとは愚痴りたいでしょう。
自分だったらそうです。
いずれはそんな場所を作りたいと思います。