V48~50了解Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ ・ V51語の定義
見えないものは見えない・・・・の世界
自閉症の子どもに多いのが,
見えないものをイメージとして
思い浮かべることができないことです。
仮にイメージできても
それを言葉として発信できません。
K式で言うと、
V48~50了解Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、
V51語の定義 あたりが絡むでしょうか。
この段階が不通過な子どもは
目の前にないものを、
イメージのなかだけで操作することは
大変難しいのです。
見えるものしか見えない,
つまり目に見えないものは理解できない
ということですから,
目に見えない時間や予定,
人の気持ち,
世の中のルール,
常識,
暗黙の了解
などの理解は大変難しいのです。
でも目に見えるものは理解できます。
だからこそ視覚支援がとても有効なのです。
特別支援学校には
絵や文字などをわかりやすく使った
視覚支援教材があふれています。
先生方のちょっとしたひと手間で,
どれだけの子どもが救われているだろうと思うと,
とても温かい気持ちになります。