飲酒ひき逃げ厳罰化を求める署名提出 [18:03]


息子を亡くした国東市の佐藤悦子さんがきょう飲酒ひき逃げの厳罰化を求める6万4千人分の署名を国に提出しました。佐藤さんは飲酒事故でアルコールが抜けてから摘発されると、罪が軽くなるいわゆる「逃げ得」の実態を訴えました。

国東市の佐藤悦子さんはきょう法務省に飲酒ひき逃げ事故での厳罰化を求める署名6万4000人分を提出しました。佐藤さんは、2003年、少年による飲酒ひき逃げ事故で、二男隆陸さんを亡くしました。佐藤さんは、事故を起こした少年に罪の重い危険運転致死傷罪の適用を求めてきましたが、現場から逃げたことで事故当時のアルコール量がわからずに適用されませんでした。同じような事故は、全国で後を絶ちません。佐藤さんら遺族は、悪質な交通事故をなくすためにも法改正を求めています。

これまでに署名は59万人分が法務大臣に提出され、このうち、9万人分は佐藤さんが、県内を中心に集めたものです。全国で悪質な交通事故が相次いでいることを受けて超党派の国会議員も危険運転致死傷罪の適用の拡大を検討しています。