みなさん、こんばんは!


我が家の甥っ子たちも、それぞれこの春から

小学校2年生へ進級、そして残る2匹のかわいい

子ブタ君たちは年少さんとして幼稚園に入りました。




上の子の時は、抽選で外れていわゆる“待機児童”

でした。

下の子の時は、抽選に当たり問題なく入ることができ

ほっとしました。




特に都市部では「待機児童」と言う言葉もよく聞かれ

ます。しかしながら、最近の問題は待機児童よりも

「保育士不足」「保育士の低賃金問題」

ではないでしょうか?




実はNHKで番組ディレクター時代にも

特に男性保育士における働く環境と課題をテーマに

取材をしていました。




もう記憶に薄いかもしれませんが、一時

幼稚園や小学校への不審者や侵入者問題がよく

ニュースになっていました。


そうした経緯もあり、

保育士と言えば女性という固定観念を超えた

男性保育士さんの存在が注目されている!

と、同時に目立つ離職率の原因は何なんだ??

という疑問を抱いての取材でした。




今日は性別を問わず「保育士」の問題を

指摘したいと思います。


保育士と言うのは、子どもたちの安全ひいては命を

預かる責任の重い仕事です。


しかしながら、

保育士の平均賃金は全職種平均より低く、

北海道の統計だと

保育士(女性)の平均賃金は月19万3400円。

全職種平均賃金より、月9万円も低い計算です。




せっかく大学や短大などで保育士になるべく

勉強をし、卒業をしても、過半数以下の学生しか

保育所での就職が出きません。




なぜか?




保育所側も、限られた人件費を利用して

できるだけ多くの保育士を雇いたい、

そうなると残業やボーナス、その他福利厚生などが

関係してくる正規職員ではなく、非正規雇用に

頼ってしまうという、負の連鎖があります。




保育士さんが不足するということは、

もちろん利用者の皆さんにも負担がのしかかり

また入園ができても、保育の質におのずと軋みが

でてくるかもしれません。




少子化になげき、子供の教育を憂いているなら

こうした環境整備にもしっかりと取り組まなくては

いけないと思います。




子供の笑顔を守るためにも

親やまわりの大人たちの笑顔を守る必要があります。



大人が笑えば、子供も笑う。


大人が希望を捨てれば、子供も希望を見失う。

大人が夢を諦めれば、子供は夢を知ることもない。



保育士だけでなく、介護職も同じです。


例えば、賃金UPはもとよりも住居手当や

奨学金制度の導入で地元からの人口流出を防ぐ

もしくは地元での就職に結びつけるなど

色々新しい取組も考えていかなくてはいけません!