いのちのうたコンサート@赤坂 | ホールフードブログ

いのちのうたコンサート@赤坂

確実に運動不足の日々。
愛犬がいなくなり、唯一運動、散歩すらしなくなりました。
「忙しい」を理由に、ジムもスイミングも長続きしない私。
唯一、かろうじて続いているのが、音楽。
それも、年一のライヴのために、かろうじてです。
3月23日いのちのうたコンサートが初めて東京で開催されました。

このコンサートは、福岡校誕生に尽力してくれた安武千恵さんの追悼コンサートとして、毎年福岡で開催されてきました。
今年、亡くなって11年目となります。
このコンサートの中心人物はもちろん、安武ファミリー、千恵さんの旦那さん、信吾さんと娘のはなちゃん。
信吾さんとともに、アルトサックスで出演。
メインゲストが忌野清志郎とともにロックンロールの重鎮、ギタリスト三宅伸治さんだ。
映画「はなちゃんのみそ汁」のプロデューサー村岡さんや、阿久根監督、弁当の日の仲間である比良松先生、、、、懐かしい仲間たちが赤坂のライヴハウスに集った。
追悼コンサートというのではなく、これは、「安武家の法事」としてやろうという声があがりました。
こんな素敵な法事は他にないね。
普通のコンサートとは、違い、なにやらずっと、暖かいものが会場を包み込んでいます。
「はなちゃんのみそ汁」という共通の想いを持つ人たちが年に一度集う。
私は、年末に信吾さんにこのライヴに声かけてもらい、必死でサックスの練習をした。
この歳になると、しばらくやらないと、指使いすら忘れてしまう。
そうなんですーー、私はブラバン出身。
音符は読めるのですが、手がついていきません。
私の登場はアンコールで、三宅伸治さんを中心に、
J umpとたたえる歌の2曲を吹いた。
座右の銘、座右の歌と言って良いほど、人生の我が応援歌だ。
三宅伸治さん。
大好きな、清志郎と共にタイマーズを始め、
ロック界に軌跡を作ってきたミュージシャン。
その人と一緒にステージに立てるなんて、クラクラして、夢のようだ。
余りに好きすぎて、お話しすることも、はばかれるほど、緊張の連続でした。
本当に素敵なギタリスト。

ライヴが終わっても、私はサックス続けようと決めた。音楽がやれることは本当に楽しいし、
人生に思いがけない華をくれるもの。
そして、また、機会あれば、三宅伸治さんとステージに立ちたいです。その時は、今もより上手くなっていたい。

先日他界された内田裕也さんも、実はとても好きだった。
音楽というより、正直すぎる生き様に魅かれていたように思う。
最後のステージを聴いた時、胸がものすごく熱くなった。魂の声とはこういうことだ。
ショーケンも逝った。
好きな人たちが少しずつこの世から離れていくと、
言い難い、気持ちになりませんか?
焦る?
さみしい?
いや違う、なんだろう?
生きて欲しかった、みんな。もっと、生き様を見せて欲しかったと思う。

私の生業は料理を教えること。
料理を作ること。
音楽も料理も、説明することなく、誰もを幸せな気持ちにすることができる神わざだ。

大切に神わざを少しでも極めて、繋いで行かなくちゃね。