レッスンをしていると、よく「楽譜って読めたほうがいいですか?」という質問をされます。
この質問をしてくる方たちの大半は、楽譜というと以下の画像のようなものをイメージしているのではないでしょうか?



結論から言うと、このような楽譜はもちろん読めるに越したことは無いですが、セッションなどの実践の場ではほとんど使われません。



では、どのような楽譜が使われるのでしょうか?
それは以下のようなものです。



いわゆるコード譜と呼ばれるものですね。
空白になっている五線の部分に音譜がある場合も多いですが、これはベースが演奏するための音符ではなく、その曲のメロディーラインが書いてあります。
この楽譜を読めるようになることが、セッションなどに参加できるようになる大きなポイントになります。



そしてコード譜にある程度慣れてきたら、今度はこのコード譜を以下のような感覚で見れるようにするといいでしょう。



先ほどの楽譜ではCやAなどのアルファベットが書かれていた部分が、IやVIなどのローマ数字に変わっています。
これは、先ほどのコード進行をどんなキーでも演奏できるように一般化して書き直したものなんです。この「一般化」する感覚が身につくと、キーチェンジにも強くなり、曲を覚えるスピードも格段にあがってきます。普通のコード譜に慣れてきた人はぜひ身に付けてみましょう。



ちなみにベースを始めた最初のうちは、押さえる場所がすぐにわかるタブ譜を見ているという方が多いのではないでしょうか。しかし、「タブ譜に頼るのはあまりいいことではない」とよく言われます。それはなぜでしょう?
理由はいくつかありますが、そのうちのひとつに、「音程の上がり下がりが視覚的に見えてこない」ということが挙げられます。



このタブ譜に書かれているフレーズは、1つ目の譜面のフレーズとまったくものです。
見比べてみると、最初の譜面のほうが、高い音は楽譜の高い位置、低い音は楽譜の低い位置にあり音程の変化が視覚的に掴みやすいですよね。
視覚で音の高低の感覚を捉えていると、それだけで音程の感覚も少しづつ身についてくるんです。





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