韓国ソウルで見る日本経済の位置
お客様のお伴で1年ぶりに韓国ソウルに行ってきました。
前回は円をウォンに交換したのですが、使い切れずに余るくらいでした。
韓国は日本よりキャッシュレス化が進んでおり、大抵のことはカードで済みますし、困ったときは円で払っても問題ありませんでした。
そこで今回はウォンを持たず円とカードだけで行ったのですが・・・
小銭が必要な買い物の際、円での支払いはほとんど拒否されました。みなさん異口同音に「円は価値がない。ウォンでしか受け取らない。」とのこと。
為替は相場ですから、その日は円安でもいずれ円高になることもあるでしょうから保有しておけば良いと思うのですが、日銭が必要な業種の方はその日の相場が重要。安い円は要らないということです。(1ウォンは2023年4月0.100円に対して昨日は0.118円まで円が下落)
【ソウル中心部の物価参考写真】
「安い日本」は韓国でも同じでした。
さて食事はすべてホテル以外で食べましたが、最近の日本で遭遇するタッチパネルを使っている店は見ることがありませんでした。
IT先進国の韓国でタッチパネル注文はなぜ普及しないのか?
もちろんマックやスタバなどナショナルチェーンは使っていると思いますが、街の人気店にはなし。
韓国は中国や東南アジアの国と同様、古くから外食文化が浸透しています。朝食も夕食も外食あるいはテイクアウトというのが多いので、街中には定食屋さんが山ほどあります。
アジュマ(おばさん)が切り盛りしている店は、人気店でもタッチパネルを導入しなくても十分繁盛しています。中にはあまりに日本人ばかり集まるようになったので、今年東京に2号店を出したという店もありました。
つまり固定客がある程度確保できている飲食店は、効率を求めてタッチパネルを導入せずとも繁盛するということです。これは飲食店の基本でしょうね。
と言うことで「安い円」とIT先進国の韓国のITでない面を実感した旅でした。
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【昨夜の日本酒】
ソウルでは日本酒はなし。
ビールと焼酎三昧でした。ニンニクの山が凄いでしょ。