50歳60歳台の住み替え・建て替え・リフォームの注意点
短い夏休みですが、岩盤浴とサウナ三昧でリフレッシュしています。
ここのところ50歳・60歳代向けのセミナーの依頼が多いのですが、お話することは決まっています。
若い世代なら何をするにも家計の見直しや運用という道が残されるているのですが、この年齢層ではやれることが限らるので、家計全体を検証してから行動しましょうという話になります。
住宅の住み替え・建て替え・リフォームの予算は、いくら手元資金があるからと言っても、老後の生活費を検証しないで予算を投下するのは厳しい。
したがって、FPとしては家計のキャッシュフロー表を作成して、投下しても良い予算を確認することが大切ですというセミナーになります。
実際のセミナーでは、過去に作成した50歳60歳台のお客様のキャッシュフロー表を加工したものを画面に投影して、このくらいの予算だとこうなるが、これくらいにするとこうなるとビジュアル的に見ていただいています。
受講者には大変わかりやすいと好評です。
先日もセミナー終了後に「教育資金贈与の特例を使うときも、キャッシュフロー表を作って、いくら贈与しても良いか確かめた方が良いですよね。」と大変理解されているご意見をいただきました。
まったくその通りですが、残念ながらその方はすでに特例限度額1500万円全額を贈与してしまっていたようで、セミナー内でご紹介した老後資金がショートすることに気が付いてしまったようです。
住宅のことだけでなく、このようなケースでも家計の検証は必須ですので、まずはFPさんいキャッシュフロー表を作成してもらって、現状確認をされることをお勧めします。
ところが、キャッシュフロー表をきちんと作ることができるFPさんは、ごく少数派という情けない実情があるので困ってしまうのです。
FPさんは、是非お客様のために、きちんとしたキャッシュフロー表を作成してあげてほしいと思います。
そうすると住み替え・建て替え・リフォームをどんどんやりましょう!という提案にはならないことがわかると思います。