土地購入契約、重要事項説明書って大丈夫? | エスクローおじさんのブログ

土地購入契約、重要事項説明書って大丈夫?

土地の購入契約を予定しているお客様から、契約書類の確認の依頼。


売買契約書は定番のもので、特記事項もないことから問題なし。


ところが、重要事項説明書には明らかに宅建業法の規定に則っていない記載が。


訂正追加していただくようにお客様にアドバイスしたところ、仲介業者の回答は、「間違っていることは認めますが、当社の書類はすべて弁護士のチェックを受けており、訂正となると、また弁護士に依頼することになるのでできない。」とのこと。


な、な、なんだこの回答は・・・


1.間違っていることをわかっていて、そのまま説明するのか?


2.間違っていることが発見できないような弁護士に依頼しているのか?


3.顧客に正確な情報を伝えることより、弁護士と仲介業者の手間を優先するのか?


名古屋地区では有名な中堅仲介業者が、この有様ですよ。


このブログでも何度か書きましたが、不動産の売買という重大な法律行為をおこなうときの契約書類を、宅建業者が作成するのはどうかと思います。


しかし、今回の件で教訓となるのは、弁護士に任せてもダメなものはダメ。弁護士でも不動産や建築に詳しい弁護士は少数派で、まして優秀な弁護士は少ない。


初歩的な記載ミスも発見できない弁護士なら、頼まない方がよろしい。


今回のミスは、お客様に説明してご了解いただけましたし、正直この記載が間違っているからと言って、お客様の住宅取得計画には影響がない箇所なので大事にはなりませんが、私でもわかるような単純なミスを見逃す弁護士と、ミスを認めても訂正しない仲介業者は絶対許せません。


久しぶりに頭にきました。